「中頓別鍾乳洞第一洞案内」という案内板が立てられていました。見学できるエリアはちゃんと決まっていて(まぁ当たり前ですよね)、中で迷う心配は無さそうです。
これが「第一洞窟」の入口です。どことなく防空壕のような趣もありますね。
園内の散策に際しては「熊鈴」の貸し出しが行われていましたが、洞窟内の見学に際しては、なんと……
ヘルメットや懐中電灯が用意されていました(!)。これは……至れり尽くせりと言うよりも、探検ガチ勢じゃないですか……!
鍾乳洞の中に入ることができると聞いても、もしかしたらガッチガチに整備されたアクリル製の通路の中を歩くだけだったりしないか……と予想していただけに、ここまでガチな鍾乳洞ぶり(日本語がおかしい)にいたく感激した、というのが正直な気持ちです。繰り返しますが、ここはガチです。
入口付近は博物館のような雰囲気ですが
入口にはこんな案内も。「鍾乳洞は貴重な文化財です」という一文が重いというか……。どれだけ歳を重ねていたとしても、「秘技・若気の至り」の使い手はいますからね……。壮大に手ブレをやらかしてしまいました。暗所だけに油断禁物だったのですが……。これは「ポケット」と呼ばれる穴?の説明だったでしょうか。
鍾乳洞「第一洞窟」は途中から上り坂になります。排水溝が整備してあったり、木道が整備されていたり、そしてライティングがされていたりと、確かに人為的に手は入っているのですが、地面より上はなるべく手を加えていないように見えます。
まるで「鍾乳洞カットモデル」のような
上のほうから地下水が染み出している場所にやってきました。鍾乳洞がどのように形成されるかが良くわかる場所ですが、まるでカットモデルみたいですよね。これが底の部分だったでしょうか。しっかりとライティングされているので細かいところまでじっくり見ることができます。
頭上注意
それはそうと……随分と天井の低い場所にやってきました。スケールがわかりづらいですが、奥に見える階段の段差である程度推し量っていただけたらと……。この場所では大人がすれ違うのは無理だと思われますし、中学生以上は腰をかがめないと頭を強打しそうな……。「貝の泉」と題されたスポットのようです。ここも地下水が落ちてくる場所のようですね。右側にあるのは「液状溶食痕」の説明だったでしょうか。
それはそうと、階段には「この先天井が低くなります」との文字が。既に十分「頭上注意」な感じがあるのですが、更に天井が低くなるんですか……!?
ただ、この階段が正規の見学ルートらしいので、これを登るしか無いんですよね。
本格的に「頭上注意」!
階段を登りきってみたものの、この先は本当に天井が低いようで、立ったまま通り抜けるのは厳しそうに思えてきました。スライディングで前進して、帰りは匍匐前進で戻ってくれば進めたのでしょうけど……(汗)。ということで、最後の最後で已む無く撤退を決めたのでした。ほんと、後少しだったんですけどねぇ……。
では、階段を降りて入口に戻ることにしましょう。
本格的な洞窟探検をお手軽に
鍾乳洞の中はさすがにバリアフリーでは無かったですが、ちゃんと階段が用意されているので安全に「探検」することができます。ただ通路の高さが明らかに低いので、大柄な人はちょっと苦労する場所が多いかもしれません。入口にヘルメットが用意されていて「探検ガチ勢だ……」と感心したのですが、「頭上注意」の場所がかなりあるので、中に入る際には必ずヘルメットを装着したほうが良さそうです。
本格的な洞窟探検気分がお手軽に味わえる……というのもおかしな話ですが、「中頓別鍾乳洞・第一洞窟」はそんな体験ができる稀有な場所なのかもしれません。本当に超オススメです!
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