2021年9月7日火曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (174) 「名寄本線下川駅跡」

「しもかわ万里長城」の駐車場に戻ってきました。
残りの燃料が随分と減っています。苫小牧で満タンにしてから丸二日で 717 km ほど走っていたみたいなので、まぁ当然といえば当然なんですが……。
ただ面白いことに、残りの燃料で 225 km ほど走ることができる、と言っています。この概算表示は、確か直近 10 分ほどの走行距離と燃料消費量で算出している筈なので、今後も下川町に入ってからと同等のペースで走れば、あと 200 km 以上行けるよ、ということみたいです。
別の言い方をすれば、信号待ちが多くなる都市部や、どうしても速度を出せないツイスティーな山道なんかだと、現在の燃費ペースを維持することは難しいということですね。街中オンリーだとリッター 5 km とかも普通にありますからね……。

再び道道 101 号へ

「しもかわ万里長城」の駐車場を出ます。出入口にも長城風の敷石が埋め込まれていたんですね。
道路側からも「万里長城」の門と、巨大な Wi-Fi アンテナ(たぶん違う)が見えています。
道道 101 号まで戻ってきました。前方にはどことなく Windows XP を彷彿とさせる野原が見えていますが、牧草地かなにかでしょうか。スキー場のゲレンデのようにも見えてしまいますが……。

下川鉱山!

一直線の下り坂が見えてきました。道道 101 号「下川愛別線」は基線に沿った(あるいは直交した)道路なので、多少の高低差は力技でなんとかする構造のようです。
「桑の沢川」を渡ったところに、再び「五味温泉」の案内が出ていました。なるほど、ここを右折して南に向かっても「五味温泉」にたどり着けるんですね。
下川にもかつて鉱山(下川鉱山)がありましたが、1983 年に「休山」(事実上の「閉山」)になっていました。銅と硫化鉄、亜鉛などを算出していたみたいですね。休山後 33 年を経過しても未だに青看板に名前が健在なのは、あくまで「休山」であって「閉山」ではない、というアピールなんでしょうか……?

名寄本線下川駅跡

市街地に入り、あれ、こんなところにも「長城」があるのか……と思ったのですが、こちらは単なる残雪だったようです。
道道 101 号を右折して「ふるさと通り」という通りを東に向かうと……おや、これは……?
どうやらここが名寄本線の下川駅のあったところだったようです。本物の気動車 2 両が静態保存されていました。

列車ご利用のお願い

車輌の興部側、客用ドアのところに何か貼ってあるようですが……
「列車ご利用のお願い」とあります。「受付時間は、午後五時まで」とあり、「無料でご利用できます」とありますが、果たしてどのように利用するのか……? 古い車輌を簡易宿泊所として活用するケースはちょくちょく見かけますが、これもその一つだったのでしょうか?
車輌の隣には踏切の警報機がありましたが、こちらは「使用中止」とあります。これは警報機としての使用を中止したということ……ですよね?

下川シャンツェ

そして、よーく見ると警報機の後ろには「下川シャンツェ」の姿が。下川はスキージャンプの盛んなところで、伊藤有希やレジェンド葛西紀明などを輩出した町でもあるんですよね。

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