2021年8月3日火曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (153) 「レアでシャイな深瀬川」

国道 239 号と国道 275 号の重複区間を通って幌加内町添牛内まで戻ってきました。右折してしまうと霧立峠まで戻ってしまうので、今回はもちろん直進です。
幌加内町と言えば「そば」の産地として全国的に知られていますが、ここも「そば畑」でしょうか。5 月上旬でも畑には雪が残っていますが、残雪に冷やされた空気のおかげで、畑もとても幻想的に見えます。

レアでシャイな深瀬川

国道 275 号を南下して、幌加内町政和第二というところにやってきました。このあたりの道路も碁盤の目が基本になっていて(例外も多いですが)、「五線川」の「5 線橋」は道路の「五線」と「六線」の間を流れています。
「政和簡易郵便局」の前を通過して更に南に向かうと、「深瀬川」を渡る「養生ようせい橋」が見えてきました。
何が凄いって、「深瀬川」の川名案内板の位置なんですが、これだけ低いと少し雪が降ればすぐ埋もれてしまうでしょうし……
冬だけではなく、夏場も生い茂る草に埋もれてしまっているようです。これはこれでレア感があって良いのかも……?(ぇ

政和から上幌加内へ

幌加内町政和には深名線の「政和駅」があり、その南に「政和温泉仮乗降場」がありました(深名線の廃止に先立ち 1990 年 3 月に廃止)。「政和温泉仮乗降場」のあった近くには、現在も「幌加内せいわ温泉ルオント」と道の駅「森と湖の里 ほろかない」があります。

「政和温泉仮乗降場」の次の駅が臨時駅の「雨煙別駅」で、こちらも 1990 年 3 月に廃止されています。この両駅の間には「ポンカムイコタン」と呼ばれる難所があり、ポンカムイコタンの北側に架橋された「第三雨竜川橋梁」が現在も保存されています。

ただ、この日はとにかく「霧、霧、霧~」だったので、「第三雨竜川橋梁」の存在にも気が付かず、そのまま雨煙別に出てしまいました。雨煙別から上幌加内に南下して、「幌加内そば調製工場」の前を通過すると、ガレージと思しき建物にこんな情報が。
地図をよーく見てみると、ホクレンの手前(しかも進行方向左側)にも出光があるようですが……(汗)。

「雨煙別」と「雨煙内」

幌加内の中心部を通過して、更に南に向かいます。緩やかな左カーブの先には「雨煙内川」を渡る橋がありました。
幌加内には、北の外れに「雨煙別」があり、中心部の南側には「雨煙内」があります。余所者としてはかなりややこしい感じがするのですが、地元では「雨煙別」について語ることが圧倒的に少ないので問題ない……とかかな、と想像しました。

タイヤロボット

「雨煙内川」を渡ると、幌加内の南に位置する「新成生しんなりう」です。ここは山形県成生村(現在の天童市)からの移民が開拓した土地なのだとか。
「交通安全」を祈念した「タイヤロボット」が立っているのですが、どことなく「レルヒさん」を思わせるプロポーションのような……。

300 m ほど先で、旭川に向かう道道 72 号「旭川幌加内線」が接続しています。このネーミングから考えると、幌加内側が道道の「終点」でしょうか。

急カーブ 多い!

左折して道道 72 号「旭川幌加内線」に入ってしまうと、実はちょっと遠回りになってしまうので、沼牛まで国道 275 号でショートカットしてから道道 72 号に入りました。旭川との間にある「江丹別峠」までは、ここからわずか 5 km ほどの距離です。
ただ、この「江丹別峠」は……
「急カーブ 多い!」とのこと。心して運転することにしましょう。

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