少し進んだところで、今度は緩やかに左にカーブするようです。これは岩盤の安定した内陸部を掘り進むためのカーブ……でしょうか?
謎の赤い光
しばらく真っ直ぐ進むと、前方に赤い光が見えてきました。明らかに異様な色の光が増えてきました。これは一体……?
残念ながらボケてしまっていますが、左側の電光掲示板には「工事中」と出ているようです。なんとトンネル内の一部区間だけ片側交互通行にして工事をしているみたいですね。
普通はトンネルの外に信号機を設置するものですが、この「浜益トンネル」はあまりに長いからか、トンネル内部に信号機を置いたようです。
浜益トンネル内で一時停止
これは「止まって」のポーズですね。対向車も来ていますし、ここで止まってしばらく待つしか無さそうです。信号機?の色が変わってゴーサインが出ました。では、片側交互通行区間に突入しましょう。
トンネル分岐部の現道封鎖工事!
どうやら左側(海側)を封鎖して工事を行っているようですが……あっ、これは……。昨日の記事でも少し触れましたが、このトンネルは元々「ガマタトンネル」という名前で、ガマタ(地名)の北に抜けていました。その後短い「タンパケトンネル」を抜けて、雄冬岬の近くを通り抜けた後、「雄冬岬トンネル」で浜益区雄冬へ……という構造でした。
ただ、雄冬岬の内陸側に「ガマタトンネル」と「雄冬岬トンネル」を直結するトンネルを掘削して、新たに「浜益トンネル」という一つのトンネルに改造して、2016 年 1 月に供用を開始したばかりだったのでした。どうやらここが新規掘削区間の入口らしいのですが、単なる右カーブにしか見えないですよね。
国道交通省「北海道開発局」のプレスリリースにも「引き続き、分岐部の現道閉塞工事に伴い、片側交互通行規制等を実施します」とありましたが、なるほどこのようにして元々は真っ直ぐ伸びていたトンネルを「閉塞」させていたのですね。トンネルの中に分岐が残ったままだとドライバーが混乱するので、必要な措置なんだと思いますが、なかなか凝ったことをするのですね……。
そして、これまた……という話ですが、覆道の再建築工事のみならず、旧トンネルの封鎖工事も見ることができたというのは、割と貴重なことだったような気が……。
規制区間は短かった
海側(西側)が封鎖されていましたが、新トンネル区間に入ってすぐに山側(東側)の封鎖に変わりました。そして程なく……南行きの車が停止していました。なるほど、工事は新トンネル接続部のみで、工事区間がかなり短いので、トンネル内に信号機を設置して一部区間のみを片側交互通行にするのが正解だった、ということですね。
片側交互通行区間が終了し、浜益トンネル(2016 年に新規供用された区間)を進みます。接続部はカーブになっているものの、その他の区間はずっと直線なので、とても走りやすい道です。
赤い光ふたたび
またしても前方に赤い光が目立つようになってきました。当時は理由がわからずに「またか……!」と思ったのですが……(理由がわかれば規制箇所が二つ存在するのは自明ですよね)。はい、またしても片側交互通行規制です。現在通行中の新規共用区間と、雄冬岬トンネルの接続部の閉塞工事が実施されていたのでした。
まだ赤信号のままに見えますが、「行っちゃっていいよ」というサインをいただきましたので、片側交互通行区間に突入したのでした。
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