2021年6月22日火曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (125) 「床丹覆道」

浜益区浜益を抜けて、海沿いの国道 231 号を北に向かいます。
上り坂に差し掛かる途中に立派な建物が見えてきたのですが、Google ストリートビューで確認すると喫茶店だったようです。その奥の海沿いには「はまます郷土資料館」なる建物があるとのこと(知りませんでした)。一度足を運んでみたいですね……。

浜益区群別

この先は「浜益区群別くんべつ」です。「群」を「くん」と読ませるのは珍しいような……?
国道はわざわざ海沿いを離れて山手側のルートを取っていますが、浜益と、群別の北にある「幌」の間は海沿いが崖になっているため、高台を通るしか無かったようです。
増毛まではあと 38 km とのこと。この時点で 10 時を少し過ぎたところですが、実は増毛で昼ごはんを食べようと考えていました。……この調子だと早着は避けられそうに無いですね。タイムコントロール、下手くそやなぁ……。

シースルー防風柵

幌(浜益区幌)を過ぎたあたりで海沿いに戻ってきました。国道 232 号の「小平トンネル」を抜けた先と似た風景ですが、全く別の場所です。
なかなかタイトな右カーブを抜けた先には防風柵が見えますが……
ここの防風柵は、シースルー構造なんでしょうか? 柱が視界の妨げになるのは確かなんですが、一般的な防風柵と違ってそれなりに光が入ってくるのは良いですよね。その分お高いのかもしれませんが……。

絶滅危惧種?

幌と床丹(浜益区床丹とこたん)の間も崖がそのまま海に落ち込んでいるような地形なのですが、遥か前方に見える崖と比べると高さが低いという判断なのか、トンネルも覆道も無い眺めの良い区間です。
最近はこういう道路がどんどん少なくなっていますよね……(雪崩・落石・地すべりのほか高波の危険もあるので)。

第 2 床丹橋

前方に覆道が見えてきました。この地形はどう見ても落石しまくりに見えるので、「最低でも覆道」が必要でしょうね。
「第 2 床丹橋」を渡ると……
すぐさま次の「第 3 床丹橋」です。
地理院地図を見ると橋は一つしか描かれていないので、あれっなんでだろう……と思ったのですが、どうやら「第 2 床丹橋」は船着き場の上を跨いでいる橋のようですね。

床丹覆道

浜益区床丹の北にある「床丹覆道」に入ります。
覆道の中はしばらく直線が続きますが、やがて右に緩やかにカーブすると……
前方にトンネル(二ッ岩トンネル)の入口が見えてきます。このあたりの覆道は比較的新しいようで、海沿いの旧ルートを廃止して「二ッ岩トンネル」に付け替える際に増設された区間のようです。

二ッ岩トンネル

二ッ岩トンネルに入りました。トンネルに入ってすぐのところに右カーブがあるのがいかにも現代的ですね。
最近のトンネルは地質や地盤、地下水脈などをしっかり調査して、なるべく安全な岩盤を通るように注意しているようで、トンネルの中で右に左にとカーブを繰り返すケースも増えてきた印象があります。二ッ岩トンネルも、意図的に内陸部寄りを選んで掘削しているように見えますね。

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