ここから先は 60 km/h 制限となります。
料金所を過ぎると、普通は程なく本線に向かうための分岐があるものですが、宇佐 IC についてはその気配が全く感じられません。この区間は元々「宇佐別府道路」の本線でしたが、「宇佐別府道路」の宇佐 IC 以南が「東九州自動車道」の一部として取り込まれたという経緯もあり、この区間は「宇佐 IC」のランプウェイではなく、「宇佐別府道路」の本線と捉えるべきなんでしょうね。
この先急カーブ
500 m 先に分岐がある旨の案内が見えてきました。事実上のジャンクションですが、扱いとしては「宇佐 IC の一部」のようです。「この先急カーブ」とありますが、よく見るとこれ、公団ゴシックですね。この先にトランペット型の IC が設置されたのは 2015 年の筈なので、この警告が設置されたのは「宇佐別府道路」として開通した 1994 年なのかもしれません。
つまり、警告の対象はランプウェイのカーブではなく、単なる左カーブに注意を呼びかけていたということになるでしょうか。単なる左カーブではあるのですが、思いのほか見通しが良くないので、確かに警告があっても良いカーブです。
「急カーブ」は今
料金所から走ること 1 km ほどで、ようやく宇佐 IC の分岐が見えてきました。「宇佐別府道路」として建設された際はここから左カーブとなっていました。現在は大分・別府方面に向かうランプウェイとして、片方向のみ健在です。このアングルで見ると、問題の「左カーブ」の見通しの悪さがわかるでしょうか。「宇佐別府道路」の開通から 20 年間はこの掘割を上下線が通っていたことになりますが、無駄に掘割が広いという印象はありません。
ただ、実際に Google ストリートビューで見てみると、右側に謎の空き地(かつての対向車線跡)が確認できました。
「隠れ高速」
「宇佐別府道路」は「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」(A' 路線)として建設され、宇佐 IC 以南は「高速自動車国道」(A 路線)である「東九州自動車道」の一部として取り込まれました。「東九州道」は、既存の「A' 路線」という「高速道路のようなもの」(「隠れ高速」)を巧みに取り込みつつ、不足した区間を継ぎ足す形で建設されました。ただ、宇佐 IC に見られるように、既存「A' 路線」との接続部分をちゃんと作り直したのは、後の禍根を断つという意味で正解だったのでは、と思わせます。まっすぐ進むと国道 10 号に出てしまう……という構造は、親切ではありませんからね。
「東九州道」本線に合流
北九州に向かう本線に合流するため、ランプウェイを走ります。左に急カーブする警告標識が、ヘッドライトを反射して光っています。ここのカーブは R.40 くらいでしょうか。ジャンクションでは見られないような急カーブですね。
東九州道の本線に合流します。本線がカルバート(かな?)の下を抜けるというのも割と珍しいような……?(今まで気にしていなかっただけで、実は意外とあるのかもしれませんが)
暫定 2 車線
「大分空港道路」でもそうでしたが、片側 2 車線区間でも 70 km/h 制限のままというケースが多いですよね。他の都道府県では片側 2 車線区間のみ 80 km/h 制限にするケースが多いような気がするのですが……。「東九州道」が暫定 2 車線なのは相変わらずで、宇佐 IC 前後の 4 車線区間も程なく終了します。この区間が 4 車線なのは「登坂車線」も兼ねているのか、片側 1 車線に戻ったところからは下り坂になっています。
片側 1 車線に戻ってからは、「赤尾第三トンネル」「赤尾第二トンネル」「赤尾第一トンネル」「
中津市へ
「5 連続トンネル区間」の最後のトンネルである「中津トンネル」の途中で「中津市」に入ります。忘れがち……というか勘違いしがちなんですが、中津市って大分県なんですよね。「中津 IC」が近づいてきました。「中津日田道路」という「地域高規格道路」と接続しているんですね。
中津 IC の前後にも追越車線が設置されています。追越車線があっても 70 km/h 制限なのも相変わらずですね。
追越車線が終了して、片側 1 車線に逆戻りです。北九州までは、あと 65 km とのこと。あと少し……ですね!
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