2021年4月23日金曜日

冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (70) 「ペトロカスイ岐部神父記念公園」

「⑤ 花開トンネル」を抜けて、国見町小熊毛にやってきました。
「⑤ 花開トンネル」を抜けたあたりの標高は 5 m 程度のようですが、次のトンネルの入り口は標高 50 m あたりにあるとのことで、再び上り坂に差し掛かりました。よく考えてみると、これは自転車だとしんどい道ですよね……。
トンネルの手前に三叉路がありますが、左折した先には旧トンネルがあるとのこと。
どうやら現在もトンネルとして走行できる状態のようです。「高さ制限」の書体も実に味わい深いですよね。

⑥ 松ヶ尾トンネル

旧道ではなく、現道の「⑥ 松ヶ尾トンネル」に向かいます。いつもの「ライト点灯」「トンネル内点灯」の文字も見えます。
「⑥ 松ヶ尾トンネル」は、入口のあたりにカーブがあるのが特徴でしょうか。旧道のトンネルの状態も良く、現道のトンネルの断面も現代的なものに見えますので、比較的新しいトンネル(この界隈の他のトンネルと比べて)ではないかと想像したのですが、いかがでしょう……?
ちゃちゃっとトンネルを抜けて、国見町岐部に向かいます。
「⑥ 松ヶ尾トンネル」の岐部側は、新旧両方のトンネルの入り口が並んでいました。入り口までの距離はほぼ違いがないらしいので、トンネル断面の大きさが全然違うことが見て取れます。


このサイズだと大型車のすれ違いは厳しかったでしょうし、高さのほうも心配になります。路線バスも走っていたと思うのですが、どのように安全を確保していたのでしょう……?

「姫島行フェリー」の謎

トンネルを抜けて右にぐるっとカーブした先に、バス停が設置されていました。
長い年月をかけて、「岐部川」によって形成された平野部をゆきます。それにしても、見事に「平野」と「尾根」の繰り返しですね……。
右側に青看板が見えてきたのですが……
なんと、そういうことでしたか……。やたらと「姫島行フェリー」という表現が目立っていたのですが、実は「徳山行フェリー」もあったのでした。しかも両航路のターミナルは微妙に離れたところにあるので、航路の目的地を冠することで間違えないようにしていた、ということのようです。

何故「カスイ」は圧縮されたのか

左手の山裾に、何やら公園らしきスペースが見えてきたのですが……
むむっ、これは……。どう見ても「ペトロカスイ岐部神父記念公園」とあります。もしかして、元々は「ペトロカスイ神父記念公園」だったのが、このあたりの地名である「岐部」を無理やりねじ込んだりしたのか……と思ったのですが……。
ただ、Wikipedia には「ペトロ岐部」という名前で記事があります。となると、さすがに「岐部」が後付けとは考えづらいですよね。うーむ、このアンバランスな文字の並べ方は何故なんでしょう。「神父」か「記念」を後で追加して、その結果「カスイ」が圧縮されてしまったとかでしょうか……?

40 km/h 制限終了のお知らせ

国道 231 号を北上して、次なるトンネルを目指します。
路面に珍しいペインティング?を見かけました。白い字で「0」のようなマークが描かれていますが、これは規制の終了を意味するものですよね(右側に標識としても掲出されています)。
路面に制限速度をペイントするのは良くありますが、制限の終了をペイントしてあるのは割と珍しいのでは……。

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