2021年1月27日水曜日

冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (23) 「『伊方』と『伊方越』」

「大峠トンネル」を抜けた先の下り坂の途中で、突然「伊方町」に入りました。
「佐田岬メロディーライン」の制限速度は 50 km/h とのこと。50 km/h をキープすれば「瀬戸の花嫁」が聞こえる……ということなんでしょうか。

土地に余裕は無さそうなのに

伊方町中心部への入り口と思しき交叉点にやってきました。左折すると町役場に行けるようですが、地図を見てみると他にも郵便局や伊予銀行、小学校や中学校や駐在所など、ありとあらゆる施設が集中しているように見えます。
伊方町と言えば四国で唯一の原発である「伊方原発」のある街としても有名かと思います。ということで県の「原子力広報センター」もあるみたいです。
伊方町の人口は 1950 年頃に 3 万 5 千人を数えたようですが(現在の伊方町域、当時は伊方村・町見村・三机村・四ツ浜村・三崎村・神松名村)、その後は年々減り続け、現在は 1 万人を割っているとのこと。ただ、人口の減少ペースは伊方原発の建設が始まってから明らかに鈍化しているように見えます。
この橋の下には鉄道が通ってそうな雰囲気もありますが、実際には川(大川)と町道(たぶん)が通っているだけです。人口が 1 万人を切ったと言う割には土地の余裕が無いようで、国道は山裾の南斜面に寄り添う形でルートを見出しています。

「伊方」と「伊方越」

国道は集落の北側、標高 30~50 m のあたりの高台を通っています。国道 197 号は海沿いの街を通る国道でありながら、八幡浜と三崎港の間で海沿いを走る区間がほとんどありません。国道から海が見えただけで「おおっ!」と思ってしまいます。
この先の交叉点を右折すると「伊方越」「亀浦」方面に向かうとのこと。「伊方」は南の宇和海に面した集落ですが、「伊方越」は北の伊予灘に面した集落です。峠の向こうに「伊方」があるから「伊方越」という地名になったのであれば、道東の「ルークシュポール」と同じだなぁ……と思ったりも。
「伊方越」に向かう道路ですが、立派なトンネルが掘られています。割と新しそうなトンネルに見えますが、災害時の避難路としての役割も期待されているのかもしれませんね。

丸岡トンネル(350 m)

そして国道 197 号もトンネルの連続区間に入ります。伊方町内の国道 197 号にはトンネルが……えーと……17 本ある、で合ってますか?(誰に聞いている
最初のトンネルが「丸岡トンネル」です。伊方町小中浦と中浦の間には尾根が伸びているので、尾根を一気にトンネルで突っ切っているようです。「丸岡」というは丸みを帯びた山の形から来ているのでしょうか……?
「丸岡トンネル」は全長 350 m のそれほど長くないトンネルです。

中浦トンネル(479 m)

「中浦」集落は南側の海沿いにある筈ですが、連絡道路がループトンネルのようになっているようで、山側への右折が促されます。
「中浦」集落に向かわずに、そのまま国道を直進すると次の「中浦トンネル」です。
「中浦トンネル」の全長は 479 m とのこと。中堅どころと言った感じでしょうか……?

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