おや、これは……。「ダム建設分水絶対反対」と書いてありますね。
肱川のどの辺にダムを建設してどこに水を分けるのか、さっぱり想像がつかなかったのですが、どうやら伊予大洲駅から見て東南東の方角にあたるある旧・喜多郡肱川町と旧・喜多郡河辺村のあたりにダム(山鳥坂ダム)を建設して、そこで取水した水を松山市方面に送る……という構想だったみたいです。
旧・肱川町あるいは旧・河辺村と松山平野の間はかなり距離が離れていることもあり、分水計画は「コストが合わない」として中止になったみたいですが、山鳥坂ダム(やまとさか──)の建設計画は現在も進行中とのこと。ダムは治水目的で建設されるとのことなので、下流側にもメリットがある筈なのですが、このように反対意見もあるようです。
ンョ゛ハー ゛
路面はいつの間にか舗装から石畳?に変わりましたが、幅の狭さは相変わらずでしょうか。右側に駐車場があったので、中に入ってみました。
……ええ、そういうことです。いちぶで「ンョ゛ハー ゛」として知られる、「ショッパーズ長浜店」にやってきました。
かつて屋根の上には文字の部品が欠落して「ンョ゛ハー ゛」としか読めない(そもそも読めない)サインが並んでいたのですが、ついに一体型の看板?に取り替えられてしまったのでした。
そそくさと退散
それにしても人の気配が薄いのですが、それは何故かと言いますと……この時点で、まだ 8 時半だったのですね。営業開始は 9 時からだったので、そりゃあ人の気配がしない筈です。
さすがに営業前の店舗の周辺をカメラ片手に歩き回るのは色々と問題がありそう……と思ったので、そそくさと引き上げることにしました。
どうやら問題の「ンョ゛ハー ゛」が今も保存されているらしい……と後で聞いたのですが、まさしく「後の祭り」でしたね。
心ふれあう長浜商店街
営業開始前なので仕方ないのですが、何も買わずに「ンョ゛ハー ゛」の駐車場を立ち去ります(再訪しなければ……)。来たときと同じ方向(西北西)に向かって走り、十字路にやってきました。左折して南南西に向きを変えます。左手に伊予長浜郵便局が見えますが、ここから北北東に向かうと愛媛銀行長浜支店があるとのこと。かつてはこの通りが長浜のメインストリートだったっぽいですね。
「心ふれあう長浜商店街」との字が踊るアーチが見えてきました。この先は「長浜大橋」です。
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2 件のコメント:
長浜大橋を渡られるという事は海岸沿いに八幡浜に行かれたのでしょうか?
大洲という町を公共交通で来て観光をするなら、駅と市街地が離れている上に
1時間に1本程度しかバスの便がなかったので、天気が良ければ、駅近くの
バイク屋でレンタサイクルを借りて回るしか手がないというのが実情です。
ねこあたま さん:
長浜大橋を渡ったのですが、その後はちょっとレアなルートで八幡浜に向かいました。残念ながら大洲の中心街には近寄れず……です。
改めて地図で確かめてみたのですが、市役所やお城は肱川の南側にあったんですね。橋らしい橋も国道 56 号のものしか見当たりませんし、まるで南北が分断されたかのようで興味深いです。このような立地の割にはバスの本数が少ないというのも、公共交通受難の時代であることを示しているようですね。
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