2021年1月4日月曜日

冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (7) 「松前町」

重信川を渡って松前町(まさきちょう)に入りました。伊予市と松山市に挟まれる立地で、伊予市と合併しても不思議ではない感じもしますが、今でも独立を守っているようですね。
道路脇に「うまいラーメンショップうまい」こと「ラーメンショップ」のお店がありました。四国にもあるんですね。

エミフル MASAKI

この先、右側に巨大なショッピングモールがあるのですが、右折できる車の数には限りがあるので、なんと立体交叉の誘導路を作ってしまった……みたいです。
ちなみにこのショッピングモール、地元資本の「株式会社フジ」とイオングループの 2 社で競合し、最終的には株式会社フジと組むことにしたのだとか。自家用車でのアクセスの良いショッピングモールは賑わいを見せ、結果的に松山市や伊予市の競合店舗の客を奪ってしまったとのこと。
ショッピングモール(の駐車場)へは立体交叉の誘導路が設けられていましたが、一方で信号のついていない三叉路も多く存在していて、このような警告標識も多数存在しています。

主翼端のウイングレット

松前町を通過すること約 5 分ほどで、あっさりと隣の伊予市に入りました。
赤信号に引っかかってしまったので、ふと周りを見回してみたところ……
あっ。この短いボディと主翼端のウイングレットは……ボーイング 737 ですね? 松山空港を離陸したばかりの機体でしょうか……?

三崎港へは

伊予市内も快適なバイパスは続きます。国道は平野部を通って高速道路は山裾を通っているのは、どことなく大阪の泉南のあたりと似ていますね。
伊予市と大洲の間は、鉄道(JR 予讃線)は海側の長浜経由を、国道 56 号は山側の内子経由のルートを選んでいました。海側は遠回りですが勾配が緩やかで、山側は近道ですが勾配が急なため、このような棲み分けになったと考えられます。
国道 56 号は内子経由で大洲に向かうため、佐田岬半島の先の方にある「三崎港」へは遠回りです。そのため、三崎港へは右折を勧める案内を(国道九四フェリーさんが)出しているのですね。

海線山線の分岐駅

ということで、ここからは海沿いの国道 378 号に向かうことにしましょう。この先の交叉点を右折です。
国道の右側(西側)には JR 予讃線の高架が通っていて、ここはちょうど駅(向井原駅)になっていました。
先程、国道は山側を、鉄道は海側を……と書きましたが、現在は鉄道も山側を通るようになりました。海側(伊予長浜経由)の路線も健在ですが、宇和島に向かう特急列車は全て山側の内子を経由しています。向井原駅は旧来の「海線」と後に建設された「山線」の分岐駅……である筈なのですが、線路一本にホームが一つという、分岐駅とは思えないシンプルな構造のようです。

海沿いの国道 378 号へ

向井原駅の下をくぐって西に向かいます。程なく前方に信号のある交叉点が見えてきました。「いよプリンスホテル」というホテルがあるようですが、これも西武グループとは関係のないプリンスホテルなんでしょうか。
この交叉点は国道 378 号に合流する T 字路……の筈なんですが、事実上、向井原駅からの連絡道路が本線のような扱いになっています(右に行けば伊予市の中心部に向かうことになります)。
それでは左折して、国道 378 号に入りましょう。

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