2020年8月25日火曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (61) 「道のふもと」

喜茂別から国道 230 号の坂を登って、留寿都村に入りました。山と観覧車とハンググライダーという、いかにも浮世離れした題材が目を引きます。
前方正面に山が見えてきました。雪がところどころ残るこの山は「橇負山」で、ルスツリゾートスキー場のゲレンデがあります。ただ、ゲレンデ自体は南側にある貫気別山に広がったもののほうが遥かに大きいため、橇負山のゲレンデはどちらかと言えば「おまけ」的な扱いです。
ピザ屋さんのようなピクトグラムが見えますが……「CLOSE」とありますね。奥の方にはルスツリゾートのホテルも見えます。

ルスツリゾートと周辺のお店群

ルスツリゾートのホテルが大きく見えてきました。そして……
ホテルの手前には「わかさいも本舗 ルスツ店」が。ホテルの手前に店を構えているだけだと思うんですが、まるでホテルと一体化したような印象すらありますね。
ホテルへの出入り口を少し過ぎたあたりが峠になっています。ちょうど峠のところにセイコーマートがあって、よく見るとその先にセブンイレブンまであります。さすがは一大リゾート地と言ったところでしょうか……。
峠を越えるとあとは緩やかな下り坂になります。前方に作りかけのような橋が見えてきましたが、実はこれで完成形のようです。ルスツリゾートの橇負山のゲレンデ(ホテル側)から、貫気別山のゲレンデに向かうためのゴンドラが国道の上を通っているので、ゴンドラから雪やつららが道路上に落ちないように、覆道代わりの橋を設けた、ということみたいですね。

道のふもと

ルスツリゾートから留寿都の中心部に向かって坂を下ります。もうすぐ中心部に入ろうかというところに「道の駅 230 ルスツ」がありました。そういや「ルスツ」はカタカナなんですね……。
昨日の記事でも触れましたが、留寿都と喜茂別町留産の間を道道 257 号「留寿都喜茂別線」が結んでいます(尻別岳の西側をショートカットしている)。このルートは古くから存在していたもので、「道のふもと」を意味する ru-sut が「留寿都」の由来だと言う説があります。

SPAR だっ!

道道 66 号が分岐する交叉点が近づいてきましたが、実はこの道道 66 号は、僅かな間のみ道道 257 号と重複しています。この先の交叉点は道道 257 号の起点でもあるのです。
このまま洞爺湖町に向かうのではなく、これまで未踏だった真狩村にお邪魔すべく、右折して道道 66 号(道道 257 号)に入ることにしました。……あっ!
なんと、留寿都の街中に「北海道スパー」のお店がっ! 国内で唯一「SPAR」のブランドが生き残っていた北海道ですが、2016 年の夏に消滅したと記憶しています。2016 年 5 月の時点では、まだまだ店舗が残っていたのですね。

道道 66 号「岩内洞爺線」

道道 66 号「岩内洞爺線」に入りました。前述の通り、ここは道道 257 号との重複区間でした……
……が、程なく重複区間は終了です。

美しき白き羊蹄山

道道 66 号は、基本的には羊蹄山の南側を東西に伸びているのですが、場所によっては正面に羊蹄山が見える区間もあります。
丘の向こうに林が見えて、更にその向こうに羊蹄山が見えています。地元の方にとっては見慣れた景色なのでしょうが、観光客にしてみればテンションが上がりますよね。
改めて思うんですが、羊蹄山はこの時期が一番絵になるような気もします(主に雪のかぶり方などで)。

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