2020年8月7日金曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (50) 「とまりん館、再び」

泊村にある「原子力 PR センター『とまりん館』」にやってきました。前回の訪問は 2010 年 8 月でしたから、ほぼ 6 年近く経ってからの再訪問となります(前回の訪問は「震災前」、今回は「震災後」です)。
この「とまりん館」には、原子力発電の PR スペースのほか、「オリエンテーションホール」や「地域展示」、「展望ラウンジ」があるほか、「温水プール」も用意されています。この温水プールは無料で利用できるみたいです。

2020 年 8 月現在では、「オリエンテーションホール」「地域展示」「展望ラウンジ」「温水プール」はいずれも休止中とのこと(新型コロナウィルス感染拡大防止のため)。
「温水プール」については、原子炉の排熱の有効活用という側面もあったのだと思いますが、泊原発の運転が止められたあとは、やはりプールが休止されていた時期もあったみたいです。2016 年 5 月時点では既に再開されていましたが、前述の通り、現在は新型コロナウィルスの感染拡大防止のために休止中です。

DVD 上映中

「とまりん館」のエントランス部分(アトリウム)にやってきました。謎のキャラクターが出迎えてくれていますが、こちらは「泊発電所キャラクター」の「とまりん」とのこと。
6 年前には「記念スタンプ」が置かれていた一角には……
液晶テレビが置かれて、DVD が上映されていました。
上映中の内容は「泊発電所の安全対策をまとめた映像です」とのことで、「福島第一原子力発電所の事故の概要」と「泊発電所 安全対策のポイント」がテーマとのこと。
それにしても、なかなかリアルな映像ですね……。「原子力 PR センター」としては避けては通れないトピックなんですけどね。

防潮堤

「科学展示」のコーナーに向かう途中に、防潮堤の高さをアピールする展示がありました。
ここまで撮影しておきながら、「上の矢印」を撮影し忘れるという相変わらずのボケっぷり。申し訳ありませぬ……。

科学展示コーナー

「科学展示」のコーナーは、子供向けに工夫された展示が用意されていました。2010 年の夏休み(木曜日)に来たときは親子連れの姿も見られましたが、この日は暦の上では平日だったこともあってか、ちょっと寂しい感じでした。
「ウェルカムホール」では「こどもの日工作」というイベントが実施されていたようでした。
「科学展示」コーナーの先に、「原子力展示」に向かうための回廊があります。卵型のゲートのようなギミックが並んでいるのですが、これだけで何か近未来的な感じがするというのも面白いですよね。

泊発電所の安全対策

回廊の手前には、「泊発電所の安全対策」と題されたポスターが掲出してありました。
福島第一原発での大惨事を教訓に、泊原発ではどのような対策を講じたかをアピールする内容です。
泊原発の敷地内には断層があり、これが活断層ではないかとの指摘もあるみたいですね。ほくでんとしては、有事の際にも万全の備えがあることをアピールして、再稼働に漕ぎつけたいところでしょうが……。

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