2020年5月26日火曜日

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (16) 「高速最後のトイレ」

 

フェリーの出発には少し……いや、かなり時間に余裕ができてしまったので、「京都縦貫自動車道」で宮津方面に向かいます。
「坊口トンネル」を抜けると舞鶴市に入ります。カントリーサインは 3 つ続くトンネルのうち、2 つ目の「小原トンネル」の入り口にありました。

舞鶴由良川大橋

3 つ目の「上村トンネル」を抜けると、まもなく「舞鶴大江 IC」です。IC の手前には「由良川 PA」もあります。
前方に見えるのは「舞鶴由良川大橋」という名前の橋のようです。どうやら最初から片側 2 車線で建設したようで、追い越し車線が堂々の復活です。
「舞鶴由良川大橋」は径間のとても大きな橋です。両岸の間に橋脚が無いのは、どことなく近鉄の「澱川橋梁」を彷彿とさせるものがあります。
ストリートビューで下から眺めるとこんな感じです。橋桁はおよそ 30 m ほど高いところに位置する、と言ったところでしょうか。

高速最後のトイレ

由良川を渡ると、間もなく「由良川 PA」です。
「高速最後のトイレ」という追加情報がなんか微笑ましいですね。
パーキングエリアに向かう車線は上り坂になっています。確か新東名の浜松 SA なんかも似たような感じですが、減速する必要のある車線を上り坂にするというのは理にかなっていて良いですよね。
ただ、よーく見ると「交差点あり」との警告が。最近流行の兆しを見せている、上下線合体型の PA なんでしょうか。
どうやら左側は斜面しか無いようで、施設は全て対向車線側にあるようです。本線を跨ぐ形で設置する橋の数を少なくするために、立体交差ではなく三叉路にしたようですね。
上下線で PA の設備を一体化することで、コストの無駄を抑えられる、という計算なんでしょうね。他に駐車場を配置する良い場所が無かった、というのも正しいかもしれません。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

速度落せ

これは由良川 PA からの車が合流するあたりですが、舞鶴大江 IC の出口車線が少し先に見えています。
そして、よく見るとこんなものが。おそらく「舞鶴大江 IC」が終点だった頃の「終点」「速度落せ」の、「終点」だけを取り外したものなんでしょうね。全部撤去すれば良さそうなものですが……。
「舞鶴由良川大橋」から「舞鶴大江 IC」を過ぎても続いていた 4 車線区間が、ついに終わろうとしています。2016 年当時はこんな感じで左手の崖を切り崩している途中でしたが……
どうやら崖を切り崩す工事は無事終わったようで、3 年半後の 2019 年 9 月には随分と見通しが良くなっていました。

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2 件のコメント:

ねこあたま さんのコメント...

ちょいと小耳に挟んだ話しでなんですが、舞鶴-小樽間のフェリーが新型になって
今の船が川崎-北九州に導入されるそうで。
昔のブルトレも食堂車があるころで、A個室に乗れば相当豊かな気分だったでほうが
それ以上の快適さになるんでしょうか?

Bojan さんのコメント...

ねこあたま さん:

新日本海フェリーや阪九フェリーなどで構成される SHK グループが首都圏と北九州の間の航路に参入する、という話は確かに少し前に聞いた記憶があります。ただ新日本海フェリーの「あかしあ」「はまなす」を転用するという話だったかどうかは、ちょっと記憶が定かではありません。「あかしあ」「はまなす」は外海をぶっ飛ばす用のフェリーなので、石廊崎から足摺岬までかっ飛ばす分には悪くないかもしれません。

長距離フェリーでは、ここ十年ほど「雑魚寝」を廃止する風潮で進んでいるので、新航路のフェリーもかなり期待できそうな気がします。鉄道やバスと比べるとスペースに余裕があるので、その余裕を生かした船内設備になるのではないでしょうか。楽しみです。

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