布原駅のホームのすぐ脇に「西川」が流れていますが、これから向かう新見市は西川の流域ではなく「高梁川」の流域です(新見駅の真ん前を流れています)。布原から新見に向かう道路は「川面峠」(こうもだわ)という峠を越えることになりますが、JR 伯備線はトンネルで一気に高梁川流域に抜けています。
ということで、トンネルを抜けたので改めて運賃表の写真です。
謎の線路跡
布原から新見の間はもちろん(?)単線ですが、なぜか左手に線路の跡が見えてきました。理由は不明ですが、新見駅の西側は 1.5 km ほど複線区間があります。かつてはこの謎の複線区間が更に 0.5 km ほど伸びていたのですが、道路(「川面峠」に向かう際に通る道です)の上にかかる橋が老朽化でもしたのか(あるいは合理化のためか)、一本にまとめられた、ということのように見えます。
新見駅(にいみ──)
444D は、定刻通りに新見駅の 1 番線に滑り込みました。駅舎の壁には絵が描かれています。新見の風景を描いたものなんでしょうか……?(なんとなくそんな気が)
駅舎の庇がちょっと長い目になっていて、その下を通行できるようになっていたみたいですね(雪国で良く見られる構造のように思えます)。今はプロパンガスのボンベや自転車、エアコンの室外機などが並んでいるので、庇の下を歩くのは難しそうですが……。
東城行き 453D
新見行き 444D ですが、16 分後に東城行き 453D として折り返します。正面の方向幕は早くも「東城」に変わっていました。キハ 120 は JR になってから新製された車輌だったと思いますが、こうやって見るとなかなか格好いいですよね。新見駅の 1 番のりばは芸備線用ですが、向かい側(2 番のりば)は姫新線用となっています。そのため、次の停車駅として(姫新線の)「岩山駅」が表示されています。
主に姫新線の列車が使用する 2 番線と、伯備線のホームの間には 3 番線と 4 番線があります。そのため伯備線のホームは「5 番のりば」と「6 番のりば」とのこと。
5:18 発の快速列車
芸備線の時刻表です。このスペースに 1 日 6 本なので、空白が目立ちますね……。そして 1 日 6 本のうち、最初の列車が朝の 5:18 発という……。しかも東城までは矢神以外の全駅を通過するという、明らかに東城・備後落合に車輌を送り込むことが目的のようです(東城駅に夜間滞泊させたくない、ということなんでしょうか)。
新見行き 444D 改め東城行き 453D ですが、あれ、前方の方向幕は「新見」のままですね。
とりあえず地下に潜る
駅舎のメイン部分?は臙脂色の瓦屋根です。手前の、窓の下に絵が描かれている部分が通路になっていて、地下通路から改札に向かう際に通るようです。ホームの端の地下通路に潜ります。壁のペイントもしっかりしていて、とても手入れが行き届いている感がありますね。
「中国勝山・津山方面」が姫新線、「東城・三次方面」が芸備線です。
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廃業しちゃいましたけど、伯備線ホームに売店・駅そばがあって、普通列車で帰省する貧乏学生の乗り継ぎまでの時間稼ぎをそばor駅弁(たきこめ弁当がおいしゅうございました)をむさぼってました。
返信削除ねこあたま さん:
返信削除伯備線ホームにも売店があったんですね。既に駅舎の売店すら無くなってしまったようですが、そんな時代もあったんですね……。伯備線は、本数こそ少ないものの普通列車もちゃんと設定があって、その気になれば岡山から出雲市まで一本で行ける電車もあるようなのは興味深いです。いつか乗ってみたいです(尻が痛くなりそうですが)。