木次線の三井野原と油木の間にはトンネルは存在しませんが、国道 314 号には「七ヶ所山トンネル」というトンネルが存在します。どうやら旧道が木次線とクロスしていたらしく、踏切を解消するためのルート変更のようです。
右手に木次線の線路が見えてきました。
大型車通行不能
国道 314 号を全力で駆け抜けていた代行バスが速度を落としました。右手に郵便局のマークが見えていますね。郵便局のマークには「油木駅前簡易郵便局」と記されていました。そしてよく見ると「油木駅」の標識も。背景に溶け込んでいたようで気づきませんでした(汗)。
西城川を渡ります。「大型車通行不能」という文字が見えますが、バスは例外……なんでしょうか。よく見ると何故か「道路情報」も立っています(この先に峠道があるようで、その情報でしょうか)。
油木駅前バス停
駅前にはバス停がありました。線路の向こうには学校らしき建物も見えます。このバス停は「西城交通」のもののようですね。「油木駅前」のパネルが見事に割れてしまっていますが、2013 年 10 月時点では割れていなかったようです。3 年と少しの間に割れてしまったようですね。
「西城交通バス通過予定時刻表」を見ると、このバス停には一日 3 往復が発着するようです。わざわざ国道から外れた駅前までバスが来てくれるとは気が利いていますね。
「平成 22 年 環境ポスターコンクール」の受賞作?が掲示されているこの建物が油木駅の駅舎……かと思ったのですが、実はそうではなくて「バス停の駅舎(?)」だったようです(ちなみに撮影したのは平成 29 年 1 月です)。
旧・油木小学校
手前に見ている建物は公衆トイレで、奥に見えているのが旧・西城町立油木小学校のようです(1997 年休校・2016 年廃校とのこと)。油木駅(ゆき──)
よーく見ると、フェンスが一箇所だけ切れている部分があります。どうやらここが油木駅の入り口のようです。もう一人の運転士さん(ここでは助手さんですかね)が油木駅のホームで待っている人がいないか、確認に向かっていました。
油木駅は一面一線の単純な構造ですが、どうやらかつては一面二線の島式ホームですれ違いができる駅だったようですね。もともと構内踏切が駅の北側にあったのを、東側の線路を撤去したため踏切としての機能を失った、ということでしょうか。
ちなみにこの油木駅、Wikipedia の記述(国土数値情報 駅別乗降客数データ)によれば 2011~2015 年の間の「1 日平均乗車人員」が「1 人」で、2016 年にはそれが「0 人」に落ち込んだとのこと。「極端にご利用の少ない駅」かと思ったのですが、良く見ると出雲坂根駅の「1 日平均乗車人員」もここ数年は「1 人」とのこと。
出雲坂根にはスイッチバックがあり、また「延命水源泉」などの観光スポット?もあるので駅が廃止されることは当分無いような気がします。ただ、この油木駅については予断を許さないような気もしますが……。
ついに余裕時分を失う
代行バスは 1449D の出発時刻に合わせるため、出雲坂根では 20 分以上、三井野原でも 7 分ほど停車していましたが、油木ではついにオンタイムの到着・出発となり、余裕時分を失ってしまいました。木次線の三井野原-油木間が 5.6 km なのに対し、代行バスは 6.5 km ほど走る必要がありましたからね……(三井野原駅から国道に入るのに 0.8 km ほど損をしているのが地味に効いていますね)。駐車場の一部は雪捨て場になっていました。備後落合行き 1449D の代行バスは、終点の備後落合に向かって出発です。
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