2020年4月2日木曜日

木次線代行バスで各駅停車 (24) 「出雲坂根 その 2」

出雲坂根駅の 1 番のりばと 2 番のりばの間は、構内踏切で移動します。良く考えてみるとホームの東側に列車が入ることはほぼ無い(スイッチバックなので西側に折り返す)ので、ホームの東側に踏切を設けたほうが安全に思えますが、なぜか全ての列車が 2 回通過する西側に踏切があります。
2 番のりばの待合室は、構内踏切からかなり離れた東側にあります。どうせなら構内踏切の近くに待合室を設置すればいいのに……。
2 番のりばの待合室の向かいにも建物が見えますが、これは信号小屋でしょうか。

例のアレ「天真名井」

出雲坂根駅の「例のアレ」こと「神話駅名」は「天真名井」(あまのまない)とのこと。宮崎の高千穂町に同名の史跡があるようで、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天降った(天孫降臨)際に、そこには清水が無かったため、瓊瓊杵尊に従って天降っていた天村雲命(あめのむらくものみこと)が高天原に戻り、「天真名井」から汲んだ水を天孫降臨の地(高千穂)に移した、という話があるとのこと。
出雲坂根駅の構内にも「延命水源泉」なる泉があるくらいで、このあたりは湧き水の豊富な場所なんですね。「八岐大蛇」関連のネタが若干尽きかけていた感もありますが(汗)、ちょうどいいネタが見つかった、ということでしょうか。

ということなので、駅構内(構内踏切のある西のほう)にある「延命水源泉」を見に行くことにしましょう。
代行バスの運転士さんもいつの間にかバスから降りて、駅構内を巡回しているようです。何しろこの積雪で転倒事故などのおそれもあるので、念には念を入れて……ということでしょうか。

延命水源泉

構内踏切の少し手前のあたりに「延命水源泉 ←」の案内がありました。
なるほど、「延命水源泉」にはホームからも、そして駅の外からも入ることができるのですね。改札のようなものはありませんが、そもそも無人駅なので問題ない、ということでしょうか。
雨に濡れることが無いよう、きちんと屋根が設けられています。壁があるわけでは無いので雪が吹き込むのを防ぐことはできませんが、こればかりは仕方がないですよね。
ここが「延命水源泉」のようです。岩の真ん中あたりからパイプが出ていて、そこから水が湧出しています。試飲用?の柄杓も置かれていますね。
それはそうと、このタヌキ……。信楽焼っぽいですが、何故タヌキ……?

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2 件のコメント:

  1. ねこあたま2020年4月3日 7:48

    踏切の話ですが、いまでこそ1つの列車が1つの駅を占有するような形になっていますが、昔は交換施設に使っていた記憶があるんですね。あと機関車の機回しとか、30年ぐらい前の記憶であいまいなのですが、当時はタブレットだったので、踏切が西側にあった方が運転手が交換しやすいと思われます。

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  2. ねこあたま さん:

    なるほど、タブレット交換については想定外でした。配線を見ると(列車交換が無ければ)機回しができそうに見えますが、上のスイッチバック側に機回し線が無さそうなので、機回しはせずに推進運転だったんじゃないかな、と想像しました。

    ただ、上下線の出発信号がある場所に踏切があったほうが、何かと便利だったのでしょうね。踏切は乗客のためのものと思っていましたが、駅員も使用するという視点がすっかり抜け落ちていました。ご指摘ありがとうございます。

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