再び斐伊川流域へ
出雲八代駅は標高 304 m 地点にありましたが、標高 308 m の緩やかな分水嶺を越えた後は、再び下り勾配となります。木次からは久野川沿いを登って、下久野トンネルを抜けてからは再び斐伊川流域に戻ったので、出雲三成までは下り坂基調となります。前方に、またしてもいい感じに苔むしたトンネルポータルが見えてきました。200 m ほどの短いトンネルを抜けると、斐伊川が見えてきました。真ん中の奥の方にはマンションも見えています。思っていた以上に大きな町のようです。
駅でもないのに信号機?
駅構内でも無いのに、4 灯式?の信号機が見えてきました。あれっ? と思っていると「出雲三成」の文字が。あ、やはり駅が近いということなんでしょうか? もしかしてもう駅の構内だったりして?
今度は中継信号機が見えてきました。やはり駅が近い、ということになりそうですが……?
……と思っていると、またしてもトンネルの入り口が見えてきました。なるほどっ、トンネルを抜けてすぐのところに駅があると見ました!
出雲三成駅(いずもみなり──)
トンネルを抜けてすぐのところには、ファミマがありました。そして備後落合行き 1449D は出雲三成駅の構内に入りました。「出雲三成」は「──みつなり」ではなく「──みなり」だったんですね。駅のすぐ近くを国道 314 号が通っているのですが、国道には「絲原記念館」と「可部屋集成館」の案内が出ていました。このあたりは「たたら製鉄」が盛んだったところで、「絲原記念館」がたたら製鉄「出雲御三家」の「絲原家」の記念館、「可部屋集成館」が同じく「出雲御三家」の「櫻井家」の記念館とのこと。
仁多特産市
そして 2 面 2 線構造の出雲三成駅が見えてきましたが……うわわわ、木次線の駅の中でこれだけ近代的な構造の駅があったでしょうか(いや、ない)。ホームには数両分の屋根があって、除雪も行き届いているようです。
駅は「仁多特産市」という名前のお店(物産販売所とのこと)と一体構造になっているようです。「簡易委託駅」とのことで、利用者は窓口で切符を購入できるとのこと。
例のアレ「大国主命」
1 番ホーム側の駅舎に気を取られていましたが、2 番ホームに「例のアレ」を発見しました。出雲三成駅の「例のアレ」こと「神話駅名」は「大国主命」とのこと。数駅ぶりにビッグネームが来ましたね! 大国主命と言えば出雲大社ですが、出雲大社とは似ても似つかない近代的な駅舎とのギャップに萌えますね!(難癖つけるのやめい)
でも改めて見てみると、駅舎はめっちゃ近代的ですが、ホームは昔の国鉄っぽいしっかりした構造のものですね。
駅名標は駅の中心部から若干離れたところにありました。ここは屋根のない場所なので、やはり人の手によってしっかりと除雪されていることが良くわかります。
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