木次の市街地に入りました。カーブが近いことを示すのであろう「曲」という警告標識が見えます。この先は 160R の深めの左カーブです。
「運転士支援システム」も木次駅到着が近いことを知らせていました。
木次駅の西側には「マルシェリーズ ショッピングセンター」というかなり大きなショッピングセンターがあります。大都会じゃないですか!
木次駅(きすき──)
木次駅の構内が見えてきました。「簸上鉄道」(ひかみ──)として開業した際の終着駅であり、現在も木次線の中心駅です。駅に隣接して車庫があり、タラコ色のキハ 120 が顔をのぞかせています。木次駅のホームが見えてきました。おおおお、これはっ!
木次駅は(車庫を除けば)2 面 3 線の、典型的な国鉄型配線の駅です(現在は 3 番線は使用していないとのこと。確かに線路が途切れてました)。島型ホームの真ん中あたりには加茂中駅と似た構造の屋根も見えます。ただ、加茂中駅とは違ってホームの幅も十分に広いことがわかります。
あっ、1499D にカメラを向けている人もいますね!
空白の 51 分
1 番ホームに止まっているのは対向列車……の筈ですが、木次線の上りは 11:25 に到着する備後落合発木次止まりの 1450D と、12:16 木次発宍道行きの 1452D となっています。1449D の木次着は 11:53 なので、1 番ホームに止まっているのは宍道行きの 1452D なのだと思われますが、1450D が 51 分間停車して 1452D として再出発する……という運用の可能性が高そうですね。何故 51 分も停車するのかという話ですが……ほら、運転士さんもお腹が空くじゃないですか。その理屈でいえば我らが 1449D も木次駅で 1 時間近く停車しそうなものですが、幸いなことに停車時間は 1 分のみです。そう言えばホームに代わりの運転士さんの姿が見えたような気も……。
例のアレ「八岐大蛇」
1449D は定刻通りに木次駅に到着しました。駅舎の改札口には「ようこそ神話のふるさと 奥出雲きすきへ」と記された看板が利用客を歓迎していました。「きすき」をひらがなにするというのも配慮があっていいですね。「例のアレ」は見つけられなかったのですが(1452D の向こう側だったのかも)、トイレの前にイラストが描かれているのが見えました。
木次駅の「例のアレ」は「八岐大蛇」(やまたのおろち)とのこと。このイラストがそうなのかな? と思いつつ、良くみたらシッポのほうのクネクネ具合が木次線のルートのようだな、と思えたりも。
イラストの右下にはクレジットが。島根デザイン専門学校の皆さんによる作品のようです。
KISUKISEN 18 STATION
駅名標の下にはわずかに雪が残っていました。駅名標の隣には「例のアレ」の代わりに「KISUKISEN 18 STATION」というロゴが描かれていました。「1」が「天叢雲剣」を、そして「8」が「八岐大蛇」をモチーフにしたもののようですね。
起点の「宍道駅」と終点の「備後落合駅」をカウントするとちょうど 18 駅なのですが、なるほど巧く考えたものです。右には「木次線18駅」の文字が、そして左には 18 駅の名前が表示されています。
構内踏切の罠
木次駅には跨線橋や地下道のようなものは無く、2 番・3 番ホームから改札に向かうには構内踏切を通ることになります。見た感じでは、1449D を降りたお客さんは、1449D が出発しないと駅から出られないということになります。ホームの後ろ側(北側)に構内踏切があればいいのに……と思ってしまいましたが、ダイヤを考えると実はそれほどメリットが無いのかもしれません。
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2 件のコメント:
ミニ周遊券で行ける限界が木次でした。
ねこあたま さん:
周遊券……懐かしい響きですね。木次線の観光地と言えば、むしろ木次より南側にマニア向けのポイントがいくつかありそうな印象ですが、万人受けするスポットではなかったということなんでしょうか……。
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