駅の西側には踏切があって、山陰本線と木次線でそれぞれ独立した構造になっています。この構造だと踏切の間に車が詰まってしまうと危険な感じもしますが、木次線の本数が少ないのであまり問題にはならなかったりするのでしょうか。
右手になにやらクラシックな、そしてかなり大きな建物が見えてきました。近くに小学校もあるので、もしかしたら小学校の旧校舎とかでしょうか。一瞬「工場かな?」とも思ったのですが、2 階の窓の向こうには廊下があるようにも見えるんですよね。
国道と繋がらない IC の謎
前方に高規格道路が見えてきました。どうやら山陰自動車道のようですね。木次線の近くを国道 54 号(広島と松江を結ぶ国道)が通っているのですが、山陰道の宍道 IC は国道 54 号や国道 9 号と直接接続しない構造になっています。他に方法が無かったのかもしれませんが、不思議な構造です。
(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
線路脇の雪が少しずつ増えてきたような気がします。木次線は左の山裾に沿うように、右に左にと小さなカーブを抜けながら進みます。宍道駅のあたりは海抜 4 m ほどでしたが、気がつけばいつの間にか海抜 43 m まで上がっていました。
南宍道駅(みなみしんじ──)
緩やかな左カーブを抜けた先に、突如として駅が見えてきました。木次線の最初の駅である「南宍道駅」です。密閉構造では無いものの、それなりに風雪を凌げそうな待合室が設けられています。
この駅は、国鉄時代の 1962 年に新設されたとのこと。個人的な印象では、もう少し北側の国道に近いあたりのほうが需要があるんじゃないか……と思ったりもするのですが……。ちょっと不思議な立地にも思えます。
Wikipedia の「南宍道駅」の記事には「ホームが短いため朝の宍道方面の1本は停車しない」とありますが、なるほど確かに 2016 年時点の時刻表を見ても松江行きの 1444D は通過するようですね。
朝のラッシュ時に松江まで直通するという、この上なくニーズのありそうな列車が通過してしまうというのも気の毒な話ですが、そのせいもあってか、1 日の平均乗車人数は(少なくともここ 20 年ほどは)ほぼ一桁をキープしているようです。
1449D は南宍道を出発して、次の「加茂中」(かもなか)に向かいます。
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