ということで、宍道駅 3 番のりばに絶賛停車中の、備後落合行き 1449D の車内に入りました。ロングシートなので車内を一望できるのですが、ご覧の通りの清々しい状態です。
出発まであと 10 分ということで、当然のごとく運転士さんは運転室でスタンバイ中です。
81.9 km、全 18 駅
ワンマン運転なので、運転室の横に運賃表が表示されているのですが、液晶ディスプレイを 2 つ連結した形の見やすいものです。合計で 18 枠しか無いのですが、これで木次線の全駅とのこと。81.9 km という結構な長さの路線ですが、18 駅しか無いのですね。運転室の後ろ、進行方向左側のドアの横には「ICOCA ご利用可能エリア」の図が貼られていました。山陰本線の伯耆大山と出雲市の間は全駅で ICOCA が利用できるのですね。我らが木次線でも利用可能だったらビビったのですが、さすがにそんなことはありませんでした(残念)。
「ICOCAが ご利用可能エリア」の下には、木次線の全駅が表示された運賃表が掲出されていました(「ワンマン列車運賃標」と書かれているのですが、「運賃表」ではなく「運賃標」という表記? 用語? もあるのでしょうか)。宍道から、終点の備後落合までは 1,490 円とのこと。81.9 km という距離を考えると、まぁ妥当な線でしょうか。
あれ、この足は……?
進行方向左側のドアは、当然ですがしっかりと閉じられています(ホームが無いのでドアが開いていたら大変です)。ドアの見かけもバスっぽいですが、ドアを開閉するメカニズムもバスのドアと同じみたいですね。進行方向右側のドアは、他のお客さんの乗車を待つべく絶賛開放中です。……あれ、この足は……?
いつの間にか、別の運転士さん?が乗車していました。保線担当の人が線路の様子をチェックすべく添乗することは良くあると思うのですが、別の運転士さんが同乗するというのはあまり見かけないような気がします。ん、もしかして車掌さんだったんでしょうか?
「木次線専用ホーム」の跡
前方が良く見えそうな、右手最前列の席を確保しました。何しろこの状態ですので、どの席も選び放題だったりしますが……。あっ、これは駅名標の跡ですね。中の金属板が取り外されて、フレームと柱だけが残っています。この感じだと、戦後の国鉄の標準的な駅名標が掲出されていたようにも見えますが、いつ頃まで「木次線専用ホーム」は現役だったのでしょう。
車輌の後位左側にはトイレが設置されていました。これから乗車する 1449D は、宍道から備後落合までの 81.9 km を 3 時間 15 分かけて走破することになるので、トイレがあると安心できそうです。
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2 件のコメント:
ちょうど30年前の今頃でしたか、予土線で宇和島に行ったときの車両がこんな感じでした。相当の距離で、大きな町もないのにロングシートだけというのは、なかなかでしたよ。
ねこあたま さん:
最近だと JR 東の 701 系(でしたっけ)が全席ロングシートで、一部の旅人からは不興を買っているという話を耳にしたおぼえがあります。ロングシートは長距離移動には向いていないと思いますが、何しろ客を詰め込めるので、朝・夕に波動的な需要がある場合は重宝するのだろうなぁ、と想像しています。
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