2020年2月21日金曜日

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寝台特急「サンライズ出雲」乗車記 (9) 「おもてなし花壇」

 

岡山駅を出発してから 13 分ほどで、次の停車駅にやってきました。どこかの回転寿司チェーンのようなデザインが目を引きますが……
倉敷駅、ですね(知ってた)。

寝転びながら伯備線

寝台特急「サンライズ出雲」は、倉敷駅から伯備線に入ります。夜が明けたので寝台が座席に早変わり……と言ったことは無いので、このまま終点まで寝転がっての移動となります(極楽じゃあ)。
間もなく朝 7 時になろうかというタイミングですが、少し空が明るくなったような気がします。
先程の写真を撮影してから 15 分ほど過ぎた頃ですが、「サンライズ出雲」は高梁川沿いを快調に走っていました。
ようやく夜が明けた感じでしょうか。並走する道路は国道 180 号……だと思います。

備中高梁駅

市街地に入ったと同時に、「サンライズ出雲」の速度がどんどん下がってゆきます。
ベッドの上から市街地を眺められる列車というのも、今では随分とレアなものになってしまいました。
「サンライズ出雲」が、次の停車駅のホームに滑り込みます。
ほぼ定刻通りに備中高梁に到着しました。ホーム上に 34 キロポストが立っているんですね。

カーブと木々と岩山と

伯備線はカーブの多い路線で、伯備線を走る特急「やくも」には曲線通過速度の高い「振り子式電車」が使われています。岡山県側でカーブが多い理由は蛇行する高梁川の影響が大きく、たとえば木野山駅の手前ではご覧のようなビッグカーブもあります。
「サンライズ出雲」の「A シングル DX」は窓の位置が高く、屋根の上のほうに巻き込むような形になっています。そのため、ベッドに寝転がっていても外の景色を(それなりに)楽しむことができます。
おやっ、柱状節理っぽい(違うかも)岩山が見えますね。

「ようこそ」「新見へ」

一部の斜面や屋根が白くなっているのは……雪、ですよね! 幼少の頃から多少は雪に縁のある地域で暮らしてきたので、今でも雪を見るとテンションが上がるような気が……。
テンションは上がりましたが速度は順調に下がり、これまた定刻通りに新見駅に到着しました。「ようこそ」「新見へ」の文字が出迎えます。
この「おもてなし花壇」はめちゃくちゃ幅広い世代の方々の手によるものなんですね。50 年ほど前は留置線があった場所のようですが、今は線路も取り外されて、跡地の半分は新見市立新見保育所になっているようです。

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2 件のコメント:

ねこあたま さんのコメント...

ブルートレインの食堂車が廃止になった(1990年代の初め)頃から、沼津・静岡あたりで、飲食をして乗り組むのが好都合でした。問題は徳山アタリで乗車してくる駅弁を確保しないと、朝食の確保が難でした。サンライズも一時期下りは岡山から新見まで車内販売があったようですがなくなっちゃいましたね。
出雲市の駅を降りると近くに温泉があり、一時期火事で休業してましたが、ひとっ風呂あびて
出雲大社の参拝後、そば屋で軽く酔った足で、一畑にのって松江に行くというのが、良くあるコースかと

Bojan さんのコメント...

ねこあたま さん:

食堂車もそうですが、車内販売すらも絶滅危惧種になってきた感がありますね。最近は「事前に予約して駅で受け取る」タイプのものも増えてきた印象があります。ちょっと不便ですが、そういう仕組が用意されているだけでも感謝しないといけないのかもしれません。

国鉄大社線の跡は今でも航空写真で判別可能な状態のようですね。電化して「やくも」や「サンライズ出雲」を(特急料金不要で)走らせたら面白そうですが、当時はそんな酔狂なことを考える余裕は無かったのでしょうね……。

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