2020年2月12日水曜日

寝台特急「サンライズ出雲」乗車記 (2) 「グラマラスな『サンライズ』」

出発の 25 分ほど前に、「サンライズ出雲」の車輌が 9 番線に入線してきました。臙脂色とクリーム色のツートンに挟まれるように金色の帯が入った独特のカラーリングです。JR 西日本っぽい……と言えば確かにそうなのかも。
カラーリングには統一感がありますが、窓の配置は車輌によってまちまちの印象があります。この車輌は上下に小さな窓が並んでいますね。
この車輌はちょっと大きめの窓が並んでいますね。
今から思えばちょっと不思議なのは、窓の高さがホームすれすれの車輌もあるんですよね。1 階部分の高さの違いは何なんだろう……と思ったのですが、そうか床面の高さがそもそも車輌によって違うのかもしれませんね(電装品の少ない付随車は床面の高さを下げやすいので)。

トップナンバー

こちらの大きな窓は、寝室ではなくロビー的な役割のスペースでしょうか。電装品の都合とかで 2 階建ての客室を設けられない場所なのかもしれません。
あれっ、よく見たらトップナンバーじゃありませんか。そしてこの書体はいかにも JR 西日本っぽい感じがしますね。
特急「サンライズ出雲」、出雲市行きです。小さく「伯備線経由」と書いてありますが、「サンライズ出雲」の母体とも言える寝台特急「出雲」は、元々は京都から山陰本線を経由して出雲市・浜田方面に向かっていました。
客車から電車に変わるタイミングで、電化されている伯備線経由に変わった……のだったでしょうか。鳥取や倉吉の人にとっては地味に痛い変更だったかもしれません。
窓のないスペースがありますが、ここはもしかしたらシャワールームとかでしょうか。空きスペースにはロゴを貼り付けたりしたくなるものですが、あえて何もしないところにちょっぴり良心を感じます。

グラマラスな『サンライズ』

寝台列車は二段ベッドにして定員を多くするのが定番ですが、そのため車輌は限界ギリギリまで大きくなり、結果としてとてもグラマラスなスタイルになります。
「サンライズ」では 2 階建て構造の車輌も多く、2 階の窓はダイナミックに湾曲しています。眺めも良さそうですね。
前述の通り、1 階の部屋はホームすれすれの高さに窓があります。かつての寝台特急とは異なり個室が基本のようです。いい世の中になったものですね。

乗車しましょう!

「サンライズ出雲」の入線が終わり、間もなく車内に入ることができそうです。微妙に乗車口の位置がズレているような気もしますが……。
改めて引きのアングルからも。どことなく東海道線のグリーン車とイメージがかぶるのですが、きっと柱のオレンジと緑のラインの所為ですね。
ドアが開きました! さぁ、さっそく車内へ!
これから乗車する 11 豪奢は「A 寝台」と「B 寝台」が同居している車輌のようです。2 階が A 寝台で、1 階が B 寝台だったでしょうか……?

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