2020年1月31日金曜日

夏の新日本海フェリー「はまなす」デラックス A 乗船記(フォワードサロン「ミルキウェイ」編)

小樽から舞鶴に向かう新日本海フェリー「はまなす」は、秋田沖で朝を迎えました。
新日本海フェリーは夜が明けても先が長いので、つい「えっ、まだこれだけしか進んでないの?」と思ってしまいます。この感覚は、夜に出発して翌朝には到着するフェリー(阪九フェリーとか)では味わえないものですね……。
フェリーの現在位置を確認するには、部屋のテレビを見るのがもっとも手っ取り早いです。気がつけば朝の 9 時を回っていますが……今回は朝食を抜いちゃいました。レストランに行けばバイキング形式の朝食をいただくことができたんですけどね。
このテレビチャンネル、フェリーの現在位置を始めとして、到着先の天気や道路情報などを流してくれるので重宝するのですが……Internet Explorer っぽい感じでしょうか(汗)。

船内屈指の穴場へ

いつまでも部屋の中でゴロゴロしていては根っこが生えてきそうになるので、そろそろ動くことにしましょう。まずは船内屈指の穴場として知られるあの場所へ。
5F(5 甲板)にやってきました。「はまなす」は 6 階層構造で、1 甲板から 3 甲板までが車輌甲板です。客室は 4 甲板から 6 甲板までですので、5 甲板はちょうど真ん中の階、ということになりますね。

フォワードサロン「ミルキウェイ」

5 甲板の通路を進行方向に向かってテクテク歩いて、最前部にあるフォワードサロン "Milkyway" にやってきました。これ、よく見ると「ミルキーウェイ」じゃなくて「ミルキウェイ」なんですね。
フォワードサロンは出入り自由のスペースで、前方の眺望を楽しむことができます。飲食物の持ち込みが禁止で、また仮眠と喫煙も NG ですが、それさえ守ればのんびり寛ぐことができます。
フェリーの最前部には上級等室が配置される場合も多いのですが、新日本海フェリーでは追加料金不要のオープンスペースとして開放しています。
テーブルと椅子が用意されていて、このように前方の景色を楽しむことができます。ただ、実際には読書をしている方や勉強をしている学生さんの姿も良く見かけます。
フォワードサロンはレストランや売店などと離れた場所にあることもあり、人の出入りの少ない静かな場所です(船内屈指の穴場と呼ぶ所以です)。通好みの場所とも言えるかもしれませんね。

不動産っぽい

フォワードサロンの静寂を遮るのも程々に、フェリーの中央部に戻ることにしましょう。
5 甲板の中央部に戻ってきました。壁には色々なポスターが掲出されていますが……
こちらのポスター、レストランのポスターだというのは一目瞭然ですが、同時になんとなく不動産のポスターっぽく見えてしまって面白いです。

イベントあれこれ

この日はジャグリングショーも開催されるとのこと。こういったイベントが設定されているのは繁忙期ならではですね。
こちらの「ジンギスカン&ビアコーナー」は夏休み限定だったでしょうか。レストランの後ろにオープンデッキスペースがあるのですが、そこでジンギスカンをいただくことができます。
そしてこちらは、すっかりおなじみとなった「クイズラリー」の案内です。今回は「船や海に関する問題」とありますが、かなりの良問揃いでした(実は正解がわからない問題もいくつか(汗))。詳細については後ほどご紹介できると思います。

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2020年1月30日木曜日

夏の新日本海フェリー「はまなす」デラックス A 乗船記(特産品コーナー編)

小樽と舞鶴を結ぶ新日本海フェリー「はまなす」に乗船しました。出港予定時刻の 23:30 まで 30 分ほど時間がありそうなので、少しだけ船内を散策してみましょう。
5 甲板の階段のところに、生ビールやおつまみを販売する屋台?が出ていました。そう言えば新潟から秋田に向かう寄港便でも特設の弁当売場が設けられていたのを見た記憶があります。敦賀や舞鶴を出港するときには見かけた記憶が無いのですが、繁忙期限定なのか、それとも……?
4 甲板の下船口には地元・後志の特産品コーナーが設営されていました。こちらは間違いなく繁忙期限定だったと思います。
陳列されている商品はもちろん購入可能です(支払いは売店で)。この特産品コーナーを目にすると「ああ、繁忙期なのね」と改めて実感できますね……。

階段下の謎のオブジェ

4 甲板のエントランスには階段があって、記念撮影用のオブジェが用意されています。ちなみにこの撮影位置で回れ右すると「案内所」(ホテルのフロントに相当)があります。
ところで、階段の下にあるこのオブジェは一体何なんでしょう。
「※この上に乗らないで下さい。」との但し書きがあります。そりゃまぁそうですよね……。

敦賀よりちょっと時間がかかる

おなじみの定番ですが、記念撮影用に制服と帽子が用意されています。
オブジェの反対側に回って、階段の登り口にやってきました。日出と日没の時間が案内されています。舞鶴港到着予定は 21:15 とのことですから、敦賀便よりも 45 分ほど遅いことになりますね(舞鶴便も敦賀便も 23:30 出港です)。

まさかの 2 分前倒し(お見事!)

部屋に戻ってきました。室内のテレビでは普通に BS 放送を見ることができますが、天気や渋滞情報など、各種の情報をひたすらリピートするだけのチャンネルもあります。
乗船が 20 分ほど遅れていたので、本当に定刻に出港できるのだろうか……と心配していたのですが、なんと定刻よりも 2 分前倒しで出港しました。新日本海フェリーすげぇ……(お盆の繁忙期ですが、トラックが少なかったのかもしれません)。出港から 26 分で、高島岬の北まで進んでいました。
この TV 放送で地味に重宝するのが「サービス時間のご案内」です。フェリーは限られた人員でやりくりしているので、営業時間が不定期なものが多いのです(たとえば、レストランの営業中はカフェが閉店していたりします)。
それでは、そろそろ眠りにつくことにしましょう。「夏の焼尻・天売・道北の旅 2015」の Day 6 も充実した一日でした……。

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2020年1月29日水曜日

夏の新日本海フェリー「はまなす」デラックス A 乗船記(お部屋編)

夏の新日本海フェリー「はまなす」デラックス A 乗船記……ですが、良く考えたら往路でも「あかしあ」のデラックス A に乗船していたのでした。姉妹船である「あかしあ」と「はまなす」でどういった違いがあるのか、あるいは無いのか、チェックしてみるのも面白いかもしれません。

まずは鍵の受け取りから

主に小樽-舞鶴航路を担当する「あかしあ」「はまなす」は、苫小牧東-敦賀(直行便)航路を担当する「すずらん」「すいせん」とは違って、個室の鍵が昔懐かしいシリンダーキーです。個室の鍵は 4 甲板中央にある「案内所」で受け取ることになりますので、乗船券を用意して案内所に向かいましょう。

エレベーターで 6 甲板へ

部屋は 6 甲板なので、エレベーターで移動します(荷物が少なければ階段という手もあります)。
6 甲板の左舷(だったと思う)にある部屋に到着しました。
グレードは首記のとおり、2 名定員の「デラックス A」です。以前は「特等 A」というネーミングだったと記憶していますが、どの辺が「A」なのかは未だに良くわかりません。

室内を簡単にご紹介

「ドアを手前に引いてお開けください」と書かれたテプラ?が貼ってあるので、言われた通りにドアを手前に引いてみましょう。
部屋の中にはベッドが二つあって(ツインです)、デスクの上にはテレビがあります。テレビの下には冷蔵庫も用意されています。
デスクの反対側には二人がけのソファーがあり、ちゃんとテーブルも用意されています。部屋はめちゃくちゃ広いわけではありませんが、ステートルームと比べると装備の充実ぶりが光りますね。

水洗いのお知らせ

テーブルに何やら案内が置かれていますが……
なんと、操舵室の窓の水洗いを行うので、その時間は窓の外のテラスに出ないようお願いする内容でした。今までこんなお願いを見た記憶は無いのですが、船室によるのでしょうか……?
「スイート」と「デラックス A」には船側にテラスが用意されています(テラスは部屋ごとに区切られているので、隣の部屋の人と鉢合わせすることはありません)。現在は小樽出港前なので、ほぼ真っ暗ですが……。

ビジネスホテルでおなじみのアレ

ベッドはツインで、ベッドとベッドの間には(ビジネスホテルでも良く見かける)台が置かれています(正式名称が未だに覚えられない)。
室内の電気スイッチ類が全てまとめられているほか、アラームも設定できます。まさにビジネスホテルで見かけるのと同じものです。

クローゼットの向こうにバス・トイレ

「デラックス A」には、もちろん室内にバス・トイレも設けられています。このアングルですとクローゼットの向こう側にバス・トイレのドアがあります(見えませんが)。
クローゼットの下にはスリッパも用意されていました。およそ 20 時間の船旅ですから、靴を脱いでリラックスしたい時もありますよね。基本的には室内用だったと記憶していますが……どうでしたっけ。
肝心のベッドの写真が無かったりバス・トイレの写真が無かったりですいません。以前にも紹介済みのグレードだったので、写真撮影が疎かになっていたようです……。

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2020年1月28日火曜日

夏の新日本海フェリー「はまなす」デラックス A 乗船記(乗船編)

フェリーターミナルを一通り見て回ったので、航送車待機場に戻ることにします。午前中は新潟航路のフェリーが停泊していたと思しき場所から、小樽の市街地を眺めます。山も見えますが、あれが天狗山でしょうか。
航送車待機場に戻ってきました。キャンピングカーの姿も見えます。キャンピングカーで気ままな旅というのも、きっと楽しいのでしょうねぇ。

出かける前は忘れずに

時は移ろい(のんびり twitter してました)、1 時間ほど経過しました。間もなく乗船開始予定時刻の 22:30 です。
フェリーターミナルに時間通りに到着したことで、つい安心してしまう方も多いんじゃないかと思いますが、乗船する前に翌日のゴールをカーナビにセットするのをお忘れなく(下船してから慌ててセットする人が多いんですよね)。小樽港から自宅までは 1,575 km ほどあるそうです(笑)。

2 次元バーコードで乗船手続き&乗船

予定より遅れること 20 分ほど、22:50 頃にようやく乗船の順番が回ってきました。
スロープの先に、「はまなす」の 3 甲板右舷後部のドアが見えています。
予め印刷しておいた「e 乗船券お客様控」の 2 次元バーコードをスキャンすることで乗船手続きが完了です(「e 乗船券お客様控」は事前にかばんから出して助手席に準備しておくと良いです)。スロープを登って 3 甲板に向かいます。
あ、このタイミングでヘッドライトはオフにすることをお忘れなく。新日本海フェリーさんは割と寛容ですが、会社によっては「消して! 消して!」と言われることもあります。

一番上の 3 甲板

「はまなす」には車輌甲板が 3 階層ありますが、一番上の 3 甲板に入りました。まずは右折して……
左舷をピャーっと進みます。前車との距離がなかなか縮まりません(汗)。
前方にトレーラーが見えてきました。ということで、右に曲がるしか無いのですが……
あっ、ちゃんと「右折 →」という案内が(笑)。

右舷・真ん中車線に駐車完了

トレーラーの手前で右折して、そのままぐるっと右に曲がって右舷にやってきました。右舷にも 3 車線ありますが、係員さんの誘導に従って真ん中の車線をゆっくりと直進します。
そのまま真ん中の車線に駐車します。一番外の車線は二輪車専用のようですね。
改めて別アングルから。流石はお盆休み、二輪車の利用もいつも以上に多いようですね。
右舷にばかり車を停めてバランスは大丈夫なのか……と思わないでもないですが、中央寄りの 2 車線に乗用車を集める程度だったら全然楽勝なのかもしれません。左舷には駐車中の車が無いので、今のうちに左舷を通って「客室入口」に向かいましょう。

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