2019年12月26日木曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (165)「探訪・北海道博物館(北海道の○○○編)」

「北海道博物館」の総合展示室(2F)の話題を続けます。総合展示室の話題も、今日で最後……にできるでしょうか?

ヒトの近くで生きる・新たな侵入者たち

「ヒトの近くで生きる」と題された展示の横に……
「新たな侵入者たち」と題された展示がありました。
ジオラマは、二つのテーマをまとめたものです。キタキツネとカラスがゴミ袋をあさる一方で、森の中にはアライグマなどの外来種の姿が。
こちらは……「サケが森と海をつなぐ」の展示の続きのようですね。ツルが湿原の中を闊歩する様子のジオラマです。

クジラが打ち上がる海

草原(森かも)を模した絨毯の上には、かなりリアルな熊の形をしたソファー?があって驚きましたが……
海(ですよね)を模した絨毯の上には、シャチのような形をしたソファー?もありました。
「生き物たちのつながり」というテーマで、「クジラが打ち上がる海」という題名の展示です。これはアザラシの親子?でしょうか。
「クジラが打ち上がる海」の横には、海で見つかるさまざまな漂着物が展示されていました。

北海道の生物多様性

漂着物の上には「北と南の生き物たち」と題したパネルが展示されていました。昨日も少し触れた通り、北海道と本州の間には生物相の断絶があり、これは提唱者の名前から「ブラキストン線」と呼ばれています。パネルでは、「種」が違うものと「亜種」が違うものがリストアップされています。
毎度おなじみ、忘れた頃にやってくる「クローズアップ展示」です。「クローズアップ展示 7」は「北海道の生物多様性」とのこと。
展示されていたのは昆虫の標本ですが、「北海道のいろいろな環境と、そこにくらすオサムシやゴミムシの仲間」「ひとつの花にあつまるいろいろなカミキリムシの仲間」そして「いろいろな色や模様をもつ同じ種類のテントウムシ」とのこと。一番右のケースで見えるマーブルチョコのような模様は、テントウムシを拡大したものです。

北海道の○○○

総合展示室の出口では、興味深いアンケートが行われていました。「あなたはヒグマと共存できる?」というテーマで、「退治してもらいたい」「退治しなくていい」「どちらでもない、わからない」を選ぶという形式です。
2015/8/15 時点の集計結果は、緑の「退治しなくていい」がピンクの「退治してもらいたい」を倍以上上回るというものでした。過去には「三毛別羆事件」のような凄惨な悲劇もあったのに、これは本当なのかなぁ……と思ってしまいます(実際に当事者になったなら、「今すぐ退治して!」と言いそうな気がするんですけどね。

エントランスの吹き抜け

総合展示室を抜けた先は吹き抜けになっていて……
エントランスにあった、ナウマンゾウとマンモスの骨格標本を上から眺めることができます。実は床一面に衛星写真が貼られていたんですよね。

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