エゾシカの活用法
北海道は、津軽海峡で本州と隔てられていたこともあり、本州とは異なる生物相が見られます。本州では見られない生物としては「ヒグマ」「エゾジカ」「キタキツネ」などがメジャーどころでしょうか(少し前までは「エゾオオカミ」もいたんですけどね)。中でも、数の面では圧倒的な存在感を見せるエゾシカですが……まぁ、あれはどうみても増えすぎでしたよね。戦前の頃はかなり減ったと聞いていたのですが、天敵が減少したこともあってか最近は「増えすぎ」と認識されるようになりました。
増えすぎたエゾシカの活用法として、食肉化する以外にも、革を製品化する取り組みも行われているようです。エゾシカ革のペンケースやコインケースなどが展示されていました。
話題はコロっと変わって「北海道南西沖地震を語りつなぐ ──奥尻島から」と題されたパネルが展示してありました。ん? 「生き物たちの北海道」とは直接関係が無いような気もしますが……(展示エリアの外だったらすいません)。
ヒグマがくらす森
「生き物たちのつながり」ということで、「ヒグマがくらす森」と題された展示がありました。右下に「入口」とありますが……。
ヒグマやキタキツネ、白くて小さいのはテンあたりでしょうか。剥製の下には「入口」と「出口」が見えます。どうやら中に入れるようですが……お子さんにはちょうどいいサイズ、かもしれません。
サケが森と海をつなぐ
「どんぐりの森」の隣には、小川のほとりで寛ぐエゾシカ(の剥製)が。川の向こうには、遡上したサケをくわえたヒグマと、それを意味深な表情で見つめるキタキツネ(の剥製)がいました。「サケが森と海をつなぐ」と題されたパネルには、「サケは、海の豊かな栄養を森にはこんでいます」とあります。言われてみれば、ごくごく当たり前のことなんですけどね。
そして、展示の真ん中にはヒグマの姿が(!)
どうやら昼寝しているようですね……。場所を考えると、これはきっとベンチのようなものだと思うのですが、妙にリアリティを感じます。
ただしイケメンに限る
リアリティ……と言えば、このアングルで迫ってくるエゾジカというのも、なかなか迫力がありませんか?前にも書いたと思うのですが、シカって基本的にイケメンですよね。面白い顔のシカというのは余り見た記憶が無いのですが、実は剥製化される時点で選別されていたりするのでしょうか……?
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