2019年12月16日月曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (157)「探訪・北海道博物館(そして二階へ編)」

「北海道博物館」の総合展示室の話題を続けます。第 2 テーマ「アイヌ文化の世界」の次は、階段とエスカレーターが待っていました。
エスカレーターの脇には 2F の案内が。
2F には、第 3 テーマ「北海道らしさの秘密」、第 4 テーマ「わたしたちの時代へ」そして第 5 テーマ「生き物たちの北海道」が準備されているようです。
それでは、エスカレーターで 2F に向かいましょう……

北海道らしさの秘密

ということで、まずは第 3 テーマの「北海道らしさの秘密」を見ていきましょう。
第 3 テーマ「北海道らしさの秘密」は、「1. 自然の恵みとともに」「2. 四季とともに」「3.(北海道らしさ)のア・ラ・カルト」の 3 つのサブテーマに別れているようです。

北海道の米づくり

「自然の恵みとともに」は、「北海道の米づくり」と題された一角から始まります。今では流石に「北海道で米が穫れるの?」という人は少なくなったと思いますが、寒冷地での米作は品種改良と生産者の弛まぬ努力によって維持されている、ということを忘れてはいけないのでしょうね。
ところで、この謎の器具は一体なんだろう……という話ですが、
なんと「人力稲刈り器」なのだそうです。「労働力不足をおぎなうため」という理由が痛々しいですね……。

はばたく! 北海道ブランド

「自然の恵みとともに」の最初のトピックが「1. はばたく! 北海道ブランド」です。甜菜を入れた布袋や、中に入っていたであろう甜菜(ビート)、石炭、木炭の横に何故か巨大なエゾマツの切り株が。
そしてその後ろには「主要物産番附」という謎の番付が。道内の主要な産物を相撲の番付風にしたものですが、東の横綱が「米」で西の横綱が「石炭」とのこと。
概ね今と違いは無い……かと思ったんですが、いえいえ「石炭」は国から引退勧告を受けたんでしたね。また「鰊」(ニシン)も乱獲によって大幅に漁獲高が減少してしまいましたし、「鯣」(スルメ)も似たような経過を辿りつつあります。「硫黄」の採掘も技術革新(原油から精製できてしまう)によりその必要性が失われてしまいました。今と変わらないものもあれば、過日の面影も無いものもあり、諸行無常の響きあり、ですね。

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