この国道 451 号、割と古くからある道路ですが、道内の他の国道と比べると路面の状態はあまり良いとは言えません。
新十津川町吉野
徳富川(とっぷ──)沿いを西北西に向かっていた国道は、一瞬北西方向に向きを変えたあと……ぐるっと左にカーブして南に向きを変えます。このあたりは「新十津川町吉野」と呼ばれる場所で、「吉野団体」が入植したことに因む地名なのだとか。南北朝時代の南朝の中心部だった奈良県の「吉野町」のことでしょうか。十津川村も南朝側についていたので、それ以来仲が良かったのかもしれません。
徳富川には多くの支流があり、いくつものダムが設けられています。左に見えるのはダムではなく「頭首工」ですが、そう言えば「頭首工」という名前も割と謎ですよね。
国道 451 号は、道内の国道基準で考えるとツイスティなカーブが多い道です。山道に慣れていない人はブレーキを踏む回数も増えそうです。
十津川村と新十津川町
新十津川町幌加、あるいは南幌加のあたりにやってきました。このあたりの道路で通行止めが発生すると、かなり大規模な迂回を強いられることになる(特に雄冬岬が通行止めになると、雨竜・北竜まで戻って留萌経由で増毛に向かわないといけない)こともあってか、広域情報掲示板が充実している印象があります。道路の左側には「健康づくり宣言の町」「交通安全宣言の町」というオブジェ?が立っています。看板の上にある「菱十字」は新十津川町の町章ですが、奈良県十津川村の村章でもあります。
新十津川町のルーツが奈良県十津川村にあるというのは周知の事実ですが、十津川村よりも面積は小さいものの人口は新十津川町のほうが倍以上だったりします(汗)。
人間到る処青山ブルーマウンテン
国道 451 号はどんどんと山間部に入ってゆきます。ついにこの看板を目にする日がやってきました。路面があまり良くないのはわかっていたんですが……。ちなみに番号が近い「国道 453 号」も路面状態がイマイチだった印象があるのですが、「国道 452 号」はそこそこ整備されていたような気がするので、路線によって、あるいは損傷状態によって整備のレベルもまちまちなんでしょうね。
国道 451 号では唯一のトンネルとなる(重複区間を除く)「青山トンネル」が見えてきました。トンネルの向こうは当別町です。
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