2019年9月17日火曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (102)「幌加内川沿いを遡る」

「豪雪地帯あるある」の「謎に広いメインストリート」区間が終了して、ふつうの幅の国道に戻りました。左に見えるのは幌加内中学校でしょうか。この場所に中学校があるということは、幌加内には丘が少ないのかな……と思ったりもしたのですが、確かに集落のまわりにはこれと言った丘は無さそうですね(東の方に 1 km ほど行けば丘がありますが)。
左に 300R くらいの緩やかなカーブを描く橋が見えてきました。近代的な構造の橋ですね。
ちなみにこの川は「雨煙内川」とのこと。「雨煙別川」と「雨煙内川」が同じ町内にあるというのは流石に紛らわしく……ないですか?

「お国替え」の背景

旭川に向かう道道 72 号との分岐点が近づいてきました。和寒に向かう道道 48 号と同じく、(道道 48 号と比べるとややカーブは多いものの)とても良く整備された道です。
幌加内町は「空知支庁」から「上川総合振興局」に「お国替え」をした自治体ですが、鉄道が深川(と名寄)にしか繋がっていなかったのに比べて、道路はダイレクトに和寒や旭川と繋がっているので、「お国替え」は実情に即した措置だったのでしょうね。

幌加内川沿いを遡る

一直線に伸びる道が防風林(だと思う)を突っ切っています。これもいかにも北海道らしい景色ですね。
左右が再び一面の蕎麦畑となりました。「幌加内」の地名の由来となった「幌加内川」はこのあたりを流れています。旧・深名線の駅名で言えば「新成生」や「沼牛」のあたりを流れていて、実は幌加内駅のあたりを流れているわけではありません。
幌加内町沼牛から更に南に向かいます。前方にトンネルが見えてきましたが、幌加内から深川に向かう場合、雨竜川沿いを通る道はありません。幌加内峠をトンネルで抜けて、雨竜川沿いに戻ることになります。古の探検家たちを阻んできた激流は、今でも形を変えて健在なんですね。

幌加内トンネル

延長 1241 m の「幌加内トンネル」が見えてきました。ポータルを見た感じでは、随分と新しそうなトンネルに見えますが……。
実際に中を見ても、かなり新しそうなトンネルに見えます。どこかに旧トンネルがあったかな……と思ったのですが、どうやら旧道にはトンネルは無く、普通の峠道だったようです。

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