国道 40 号は天塩川沿いの隘路を避けるために、西側の智恵文川に沿って遡って、小さな峠を越えたあとは内淵川沿いを下ります。一直線の緩やかな下り勾配ということで、気を抜いているとスピードを出し過ぎそうな道です。
現道の国道 40 号はカーブこそ少ないものの線形はそれほど良くないため、名寄市に入ってから「名寄美深道路」と 3 回も交叉しています。初めの 2 回はいずれも名寄方面に向かう出入り口または入口がありましたが、3 度目は単なる立体交差です。
陸上自衛隊 名寄駐屯地
インターチェンジを戦略的に市街地の両端に配置するというのはよく見られる立地ですが、名寄でも「名寄北 IC」と「名寄 IC」で南北に別れています。道路上の入口案内だけではアピールが足りないと思ったのか、道路脇にも「名寄美深道路」「通行無料」をアピールする案内が立っていました。無料の高規格道路に限って、こういったアピールが積極的に思えるのは何故なんでしょうね。「陸上自衛隊 名寄駐屯地」と書かれた柱が見えます。あ、ここを左折すると名寄の駐屯地なんですね(今頃気づいた)。
いつの間にか大雨警報も
国道 40 号は、まっすぐ真南(だと思う)に向かいます。路面は濡れたままですが、随分と青空が開けてきました。青空は開けてきましたが、毎度おなじみ「上川北部 雷 注意報発表中」は継続中のようです。
そして、実は「上川北部 大雨 警報発表中」も出ていたようです。確かに雨は降ったようですが……。
「廃カーブ」
右側(西側)に名寄美深道路が迫ってきました。土手がブロックで垂直に固められているので若干の威圧感もありますが、実は防風効果もあったりするのでしょうか。国道 40 号は、この先で 90 度左(東)に向きを変えます。名寄北 IC ができる前は 200R くらいの緩やかなカーブになっていたのですが、市街地から IC に直進できるよう、カーブを廃止して普通の十字路に戻されています。地理院地図でも、カーブの痕跡を確認できます。
(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
「自衛隊のまち なよろ」
国道 40 号は、東に向きを変えて「名寄大橋」で天塩川を横断します。地形図を見た感じでは、現在の「名寄大橋」は僅かに南にズレているので、もしかしたら北側(左側)に旧橋があったのかもしれませんね。「自衛隊のまち なよろ」は、町中でもちょくちょく見かけます。基幹産業のひとつであり、関係者も多く居住している、ということなのでしょうね。
Day 4 ゴールイン
ほぼ真東に向かっていた国道 40 号は、再び 90 度右に向きを変えて「西四条」を南に向かいます。網走から興部を経由して名寄にやってきた国道 239 号とは、この先で合流です(名寄から士別まで、国道 40 号と重複区間)。国道を右折して 50 m ほど進んで、かつて蛭子さんもバス旅で泊まったことで知られる(割とどうでもいい)「グランドホテル藤花」(──ふじか)に到着です。到着したのは 17 時前ということで、いやー健全な旅程でしたね!
この日の走行距離は(メーターによると)324 km とのこと。それなりに走ったつもりでいましたが、思っていたよりも短かったのですね。
この日の複雑怪奇なルートを Google Map で再現させてみました。なんと実際の走行距離と 5 km しか違いがありません。あと歌登に回ったのは思っていた以上に遠回りだったのですね……。
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