程なく、枝幸町乙忠部に向かう道道 1023 号「上徳志別乙忠部線」との分岐が見えてきました。乙忠部(おっちゅうべ)はオホーツク海側の集落なので、名寄とは逆方向ということになります。ということで、今回はそのまま直進です。
牽牛駐車公園
道道 120 号は南に向きを変えて、徳志別川沿いを遡ります。前方に「牽牛駐車公園」なる駐車場が見えてきました。天の川トンネル
「牽牛駐車公園」とはなんとも不思議な名前だなぁ……と思っているところに、今度は「天の川トンネル」が見えてきました。ガラスの雨滴にフォーカスが合ってしまって、思いっきりピンぼけになっちゃいましたが……。この「天の川トンネル」ですが、実は、鉄建公団が残した未成線「美幸線」のトンネルを改築したものです。単線断面の鉄道トンネルでは道路用には明らかに狭すぎるので、全面的に改築した結果、このトンネルが元は鉄道用だった……ということは全くわからなくなっています。
トンネルの出口も、普通の道路用トンネルと違いはありません。
織姫駐車公園
トンネルを出てすぐのところに、またしても「駐車公園」が見えてきました。「天の川トンネル」は、徳志別川沿いから東隣のフーレップ川沿いまで一気に貫いています(旧道は狭隘な上、随分と遠回りを強いられていたようです)。トンネルの西側には「牽牛駐車公園」があり、「天の川トンネル」の東側には「織姫駐車公園」があります。
「牽牛」はすなわち「彦星」のことですが、何故こんなネーミングになったのでしょう……。「天の川トンネル」という名前ありきの話なのか、あるいは「牽牛」または「織姫」に相当する地名が先にあったのか……?
緩やかな分水嶺
「天の川トンネル」を抜けると、道道 120 合は再び 90 度近く右に向きを変えます。小雨が降る中、なんと自転車で旅行中?の方とすれ違いました。風邪ひかないように気をつけて……!分水嶺である「西尾峠」を越えて、美深町に入ります。この峠は分水嶺ですが、勾配も緩やかで、また谷自体の幅も広いため、あまり分水嶺らしき圧迫感はありません。
仁宇布の交叉点を
美深町仁宇布には、廃止された「美幸線」の線路跡を利用した「トロッコ王国」というアトラクションがあります。6 km ほど走行して、トロッコ王国のある「仁宇布」までやってきました。交叉点を右折すればかつての「仁宇布駅」跡ですが……
何故が左折して道道 49 号「美深雄武線」に入ってしまいました(ぉぃ)。雄武町上幌内まで 18 km ほどで、その先の雄武はオホーツク海沿いの町です。
次なる目的地
どう考えても遠回り、または道を間違えたとしか言いようがないのですが、前方に次なる目的地の案内が見えてきました。実は、美深町仁宇布の南東に「松山湿原」なる湿原があるらしく、一度見に行ってみたいなぁ……と思っていたのでした。ということで、この先の交叉点を右折して、松山湿原に向かってみましょう。
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