「道の駅」に向かう前に、ちょいと寄り道して「鉄道駅」に向かうことにしました。
音威子府駅は、国道からもほど近いところにあります(約 100 m ほどしか離れていません)。
駅前にはバイクと乗用車が停まっていました。駐車場が無かったら迷惑をかけるかな……と思って道の駅から歩いてきたのですが、短時間の停車なら問題無さそうな感じもしますね。ただ、路線バスが入ってくる筈なので、その邪魔をしてはいけません。
音威子府駅
音威子府は木工で有名なところで、近代的なスタイルの駅舎も木のぬくもりに溢れています。現在の音威子府駅は JR 宗谷線の途中駅ですが、かつてここから浜頓別経由で稚内に向かう「天北線」が分岐していました。その天北線に関する資料が展示されています。後で眺めてみることにしましょうか。
「音威子府」という地名は、いかにもアイヌ語由来っぽい地名で、実際にその通りなのですが、実に面白いことに「常盤村」という名前から、古くからの地名だった「音威子府村」に改めた、という歴史があります。村名を改めてから 2013 年で 50 周年ということで、それを記念した「児童絵画展」の作品が展示されていました。
「常盤軒」さんの黒い蕎麦
そして音威子府駅と言えば……やはり「駅そば」は外せません。ちょうどお昼時ということもあり、短いながら行列もできていました。待つこと数分、念願の「音威子府蕎麦」とのご対面です。
音威子府の蕎麦は、殻ごと製粉した蕎麦粉が使われているので、麺がとても黒いのが特徴です。
なお、こちらの「常盤軒」さんですが、店主のご家庭の事情もあり 2018 年 8 月から 2019 年 4 月まで営業を休止されていました。現在は営業を再開されたようですが、水曜・木曜がお休みとのこと。駅そばガチ勢の方は事前に営業時間等をチェックされることをオススメします。
今更補足するのも芸のない話ですが、「常盤軒」さんの「常盤」は、「音威子府村」になる前の村名から来ていた……のでしょうね。なお、駅名は村名を改める前から「音威子府」だったようです。
駅員配置駅(時間限定)
音威子府駅は「蕎麦屋」ではなくて特急も停車する現役の駅ですから、切符売り場もちゃんと存在しています。嬉しいことに駅員さんも配置されています(2015 年時点)。列車の本数も、決して多くはありませんが、それなりに走っています。もっとも間隔の開いたところでも 3 時間程度です。
駅員さんの営業時間は 8:20 から 16:40 までとのこと。時間外は無人駅と同じ扱いということなんですね。
駅構内で改札口と、ガラスの向こうの線路を望みます。「常盤軒」さんは出札窓口の向こう側、このアングルだと右側にある……筈です。
宗谷バスさんの窓口も
そして、左側手前(駅前広場寄り)には、天北線の転換バスを運行する宗谷バスさんの切符売場があります。2015 年時点では、稚内行きのバスが 2 本と、猿払村の鬼志別行きのバスが 2 本出ているように見えます。音威子府と浜頓別の間の輸送密度が低い……のでしょうね(歌登経由で枝幸に向かうバスが出ているので、元々少ない需要が更に奪われている……とも言えそうです)。
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