2019年7月3日水曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (59)「遠別川の 13 の橋」

道道 688 号「名寄遠別線」の、遠別側の終点までやってきました。重ね重ね警告されていた通り、道道 688 号は「アイヤムナイ川」を渡った先で通行止めで、また近くで分岐する道道 741 号「上湧別霧立線」も同じく通行止めでした。ということで、予定通りここで U ターンです。

遠名橋(えんめい──)

遠別町内の道道 688 号は遠別川を 13 回渡ることになるのですが、最後の(あるいは最初の)橋が「遠名橋」です。「遠別」と「名寄」から一文字ずつ取ったのかな……と思わせるネーミングですが、ちゃんと遠別が前に来ているあたりが流石です。
「遠名橋」から下流側を眺めます。左側の斜面は自然に形成されたものなんでしょうか?
そして、ゲートに向かう時は気づかなかったのですが、「熊出没注意」ではなく「ゲート前 100 m」という幟が立てられていました。(株)石山組さんの心遣いに感謝ですが、これってきっと工事車輌に向けた情報ですよね。

影雲橋(けいうん──)

「遠別川の 13 の橋」の 2 つ目、問題の「影雲橋」が見えてきました。一見したところ何の変哲もない橋なのですが……
実はこの「影雲橋」、下に Keiun Bridge とあります。これで「けいうん──」と読ませるのはどういう理屈だ……と思ったのですが、もしかして「景雲橋」の誤字なんじゃないかと、今頃思い当たりました。
「影雲橋」を渡って更に北上すると、またしても幟が見えてきました。今度は「ゲート前 1000 m」とあります。「ゲート前 1000 m」→ 「ゲート前 100 m」→「熊出没注意」というのは、中々見事な三段オチのような……。

清蕗橋(せいろ──)

「遠別川の 13 の橋」の 3 つ目は「清蕗橋」です。橋の名前は割と適当につけられているんじゃないかという疑念がありますが、こうやって見てみるとやはり適当な感じが……。
4 つ目の橋である「第二正修橋」を渡ってしばらく走ったところに「測量中」の車の姿が。山奥でのお仕事おつかれさまです。この辺は携帯電話も通じないでしょうから、何かあった時は大変なんでしょうね……。

開発橋(かいはつ──)

「開発橋」まで戻ってきました。この橋は遠別川ではなく支流の「又木の沢川」にかかる橋です。

初山別橋(しょさんべつ──)

道道 688 号を更に北上し、今度は「初山別橋」という名前の橋が見えてきました。遠別町なのになぜ隣の自治体の名前が……と思ったのですが、この橋は「初山別沢川」にかかる橋だったのでした。
「初山別沢川」は遠別川の西支流で、流域全体が遠別町内ですが、川をさかのぼって峠を越えた先が初山別村です。川の名前として峠の向こう側の地名を使うのはアイヌ風の流儀ですね。
車を走らせていて、いつの間にかお客さんが同乗していたことに気づきました。どうもこんにちは。

流星橋(りゅうせい──)

「遠別町大成」というところにやってきましたが、ゼネコンはおろか人家の気配すらありません。
「遠別川の 13 の橋」の 5 つ目である「流星橋」まで戻ってきました。(岩魚橋)→「(1) 遠名橋」→「(2) 影雲橋」→「(3) 清蕗橋」→「(4) 第二正修橋」→(開発橋)→(初山別橋)→「(5) 流星橋」ということで、見事に統一感がありませんね……。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿