2019年7月2日火曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (58)「右も左も通行止め」

遠別町の道道 688 号を「行けるところまで」進みます。日差しの加減か、急に暗くなったと思ったのですが……
あわわわわ……。結構勢いよく雨が叩きつけてきました。
もっとも、雨粒は小ぶりなものでしたし、一過性の通り雨だったのですけどね。程なく晴れ間が復活して一安心です。

ダムに向かう感じの道

川の横を走っていた筈が、少しずつ坂を登って川との高度差を稼ごうとする構造の道があります。この手の道路は多くの場合はダムの手前にあるのですが、ここもそんな感じの道になってきました。いつかダムを作る予定でもあるのでしょうか……。
遠別川ではなく、南支流(西支流)の「又木の沢川」にかかる「開発橋」を渡ります。
そう言えば、久しぶりにヘキサ(道道標識)を見たような気がします。道道 688 号に入ってからは初めてだったかもしれません。「名寄遠別線」の文字が軽く傾いているのがチャームポイントでしょうか。

もうすぐ通行止め(道道 741 号)

「開発橋」を通り過ぎ、そこから走ること 5 分ほど。遠別川を 3 回橋で渡り、次なる橋が見えてきました。そして「これより 200 m 先 通行止」の文字も見えてきました。ついに終点が見えてきた、ということでしょうか。
現段階では、遠別川にかかる最後の橋である「遠名橋」を渡ると、通行止めのゲートが近づいてきました。「注意 異常気象時等 この先のゲートが閉じます」とありますが、今後この先のゲートが開くことはあるのでしょうか……?
ここまでは道道 688 号「名寄遠別線」でしたが、このゲートは道道 688 号のものではなく、道道 741 号「上遠別霧立線」のゲートです。つまり、この先は道道 741 号ということになります。
この先は、築別炭砿の「築炭ゲート」まで道路がつながる……予定でした。ただ、この区間の建設は凍結されてしまい、もう開通する予定はありません。ゲートの向こうの橋の欄干が少し錆びたような色合いになっているのが、何とも物悲しい感じがします。
道路脇には「熊出没注意」の幟が立てられていました。羆害で有名な三毛別からはかなり離れていますが、このあたりも普通に羆が生息している可能性が十分にあります。

この先通行止め(道道 688 号)

ゲートと「熊出没注意」の位置関係はこのようになっています。左側が妙に広く感じられますが、それもそのはず、ここは T 字路なのです。道道 688 号はこの交叉点を左折することになります。
左折した先には「岩魚橋」という橋があります。この橋は遠別川ではなく、西支流の「アイヤムナイ川」にかかる橋です。アイヤムナイ、弓占いをする水の冷たい川とか、その辺でしょうか……?(そのうちじっくりと)
なぁんだ、通行止めだったのは建設が凍結された道道 741 号のほうで、688 号は通行止めじゃないのか……とぬか喜びしたのもほんの一瞬で、道道 688 号も「岩魚橋」の先のゲートで通行止めでした。ただ、この先は絶賛工事中なので、工事用車輌が行き交っている……筈です。
改めて道道 688 号側の通行止めゲートを眺めます。偶に思うんですが、このゲート(遮断機)ってよく出来た構造ですよね。シンプルだけど頑丈な構造で、これを力技で突破するのは相当難しそうです(もっとも下には隙間があるので、自転車とかだとくぐれてしまいそうですが)。
「岩魚橋」と通行止めゲートの位置関係がよく分かる(かも知れない)アングルで撮影してみました。ガードレールの上が吊橋のようになっているのは何なんでしょう。積雪防止の効果でもあるのか、あるいは単なる飾りなのか……?
興味深いことに、地理院地図では道道 741 号の通行止区間は道路として表示しているものの、道道 688 号の未開通区間は道路として表示していません(ただ工事中の擁壁などはちゃんと記載されています)。いつ地理院地図に道路として掲載されるか、ちょっと楽しみですね。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

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