2019年7月1日月曜日

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夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (57)「無住の地を目指す」

 

遠別川に沿っての道道 688 号「名寄遠別線」を進みます。道道 688 号は遠別川に沿ってずっと南のほうに続いていますが、最終的には未開通区間にぶつかることになります。いわば壮大な「行き止まりの道」で、行ったら最後、道道 256 号との交叉点まで引き返す以外に道はありません(文字通り)。

鳥居(寒冷地仕様)

なんだかんだ言いながら、遠別町から終点までのおよそ 30 % ほどは走ったでしょうか。左側に小学校の体育館(跡?)と思しき建物が見えてきました。
学校といえば押ボタン信号があるのがお約束ですね。焼尻島の場合は教育的配慮が大きかったと思われますが、ここは純粋に児童の安全を考えてのことでしょう。何しろ真っ直ぐな道が続くので、どうしてもスピードを出したくなってしまうんですよね。
押ボタン信号の左は学校(小学校?の跡?)と思われますが、信号の右側には鳥居がありました。どうやら「中央神社」という名前の神社で、ご覧の通り、道内では標準的な金属製?の鳥居です。
この形だと積雪が少なくなるので、倒壊の危険性も少なくなる、ということなんでしょうね。

現役の農村

道道 688 号をひたすら真っ直ぐ進み、「共栄公民館」の前を通り過ぎると、久しぶりに左カーブに差し掛かります。ここで遠別川を渡るようです。
この橋は左側(北側)に歩道があるのですが、歩道のない側を歩いている?人を見かけました。もしかしたら釣りをされていたのかもしれません。
この道は「行き止まりの道」なんですが、沿線には現役の田畑が多く、住まわれている方も結構多いことに気付かされます。

幅員減少

道道 688 号は「第二共栄橋」で一旦遠別川の西側に戻りますが、その後再び「奥島橋」で川の東側に出ます。道路が右往左往しているのではなく、川が右往左往しているが故の架橋です。
「幅員減少」の警告が出ていましたが、なるほど確かにちょっと狭いですね……。乗用車でも少し離合で注意が必要な幅でしょうか。
「奥島橋」を渡った先も、普通に田畑が広がっていました。
ただ、人家が目立つのはこのあたりまでで、この先は未開の地が増えてきます。その割に……と言うのは良くないですが、道路の状態は極めて良いです。道道 688 号は未開通区間の延伸工事が行われていますが、遠別側の工事車輌はこの道を通ることになるので、大型車輌も快適に走行できるレベルに整備されています。

流域面積も広いので

更に南に進み、「風月橋」という橋を渡ります。雨が降った翌日だからか、結構な水の量だな……と思ったのですが、Google ストリートビューでも似た感じに記録されていたので、いつもこんな感じなのかもしれません……。

無住の地は遠く

遠別町大成というところにやってきました。行き止まりまでおよそ 66% ほど走ったかなと言ったところですが、「錦橋」を渡った先に数件の民家が見えてきました。お隣の集落とは 8 km ほど離れていますが、ここも現役の農家さんのようですね。
有人の集落はここまでということなのか、前方に交通遮断機が見えてきました。悪天候時(冬季かも)はここから先を通行止めにするようですね。
ここから先は他車を見かけることも無いかも……と思っていると、あっさりと対向車がやってきました。よく考えたらこの先で延伸工事をやってるわけですし、普通に車の往来があって当たり前だったのかもしれません。

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