2019年6月10日月曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (45)「第 1 選炭工場・貯炭所」

道道 356 号「築別炭砿築別停車場線」(道道 741 号「上遠別霧立線」と重複)で築別炭砿(跡)に向かいます。


道の左側は夏草が生い茂っていますが……
よーく見るとこんなものが。
どうやら楕円形のカルバートのようです。これも羽幌炭礦鉄道の遺構のようですね。

「全区」「不通」「通行止」

前方に交叉点が見えてきました。T 字路のように見えますが実は十字路で、右折すると「羽幌町立太陽小学校」の跡があったみたいです。惜しいことをしました。
直進すると築別炭鉱(あ、珍しく「鉱」の字ですね)で、左折すると道道 612 号「築別天塩有明停車場線」で初山別に行けるようです。てっきり築別炭砿で行き止まりで、ずーっと来た道を戻ることになるなぁ……と思っていたのですが、ここから初山別に行けるのであれば助かります。なんか若干暗雲が垂れ込み始めたような気もしますが、左折してみると……
あ(汗)。残念なことに、初山別に向かう道も絶賛通行止めのようですね。
「全区」「不通」の文字が輝かしいですね……(汗)。
気を取り直して、道道 356 号で再び築別炭砿(跡)に向かいます。こちらも「通 行 止」の文字が光りますが、まぁこれは最初から認識済みですし。
「急がずにのんびり行こう」と言われても、どうせこの先は通行止め(未開通区間)なのでは……。

第 1 選炭工場・貯炭所

急がずにのんびり車を走らせていたところ、左手になんだか巨大なものが見えてきました。
これは、炭鉱の選炭施設とかでしょうか……?
なんともありがたいことに、建物(跡)の説明パネルが設置されていました。炭鉱跡の探訪ツアー(ガイド付き)とかもあるそうで、ちょっとした観光資源になっているようです。この建物は「第 1 選炭工場・貯炭所」とあります。下層の土台部分だけが残っていると言った感じでしょうか。
「建物内は老朽化が進んでおりますので、立ち入らないでください」との但し書きがありましたが、石炭を貯蔵する設備だけに、相当頑丈に作られているように見えます。願わくば取り壊されたりすることなく、このまま自然に朽ちゆくのを見守りたいところですね。

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