2019年5月28日火曜日

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (38)「焼尻島散策・工兵街道記念碑編」

道道 255 号「焼尻島線」を反時計回りに歩きます。海沿いに例のオロロン鳥のオブジェが見えますね。

あじさいの花と小さな坂道

道道 255 号の 30 km/h 制限は集落の外れで終わっていました。まぁこれだけちゃんと整備された道ですから、60 km/h 制限が妥当ですよね。
「30 km/h 制限終了」の標識の近くでも、あじさいの花が咲き誇っていました。
そして、軽自動車が通るので精一杯くらいの幅の上り坂が続いていました。焼尻港のある東浜集落は、海沿いにありがちな道路沿いに線形に発達した集落ではなく、山手にもう一本のメインストリートがあり、東向きの斜面に面的に広がっています。このあまり広くない坂道は、山手のメインストリートに向かうためのものです。
この集落立地が自然発生的なものなのか、あるいは集落の高台移転のような計画的なものなのかは不明ですが、仮に計画的なものだったとしても、かなり歴史の古いもののように思われます。
あじさいがいい具合に開花していたので、光の加減などあまり考えずに接写してみました。

アイテム貯蔵庫?

雲ひとつ……ありますが、めちゃくちゃ晴れ渡った夏空の下を歩きます。日焼けがどんどん進みますね……(汗)。
道路脇には背の高い草に囲まれた LPG 貯蔵庫が。なんか最近の RPG とかに出てきそうな佇まいですよね。でもなんでこんなところに離れて貯蔵されているのでしょう。
マンホールは留萌土木現業所のオリジナルデザインのようでした。時計台と道庁を足して 2 で割ったような建物に見えますが、これは実際には何をモチーフにしたものでしょう?

山手のメインストリート

海側に、なかなか立派な石碑が見えてきました。自転車に乗った先客の方がいらっしゃるようです。
石碑(記念碑)に向かう道が伸びている交叉点にやってきましたが、面白いことに石碑(記念碑)の案内はありません。2014 年に撮影されたストリートビューにはこの案内は存在しないようなので、つい最近(と言っても 2015 年ですが)設置されたもののようですね。
ちなみにこの案内のある交叉点を左折すると「役場支所/診療所」に向かうことができる……とありますが、この道が、先程記した「山手のメインストリート」です。

工兵街道記念碑

道道 255 号を離れて、石碑を見に行きましょう。島の西の海には天売島も見えます。
「工兵街道記念碑」と記された石碑がありました。近くで見てみると、随分と立派な石碑であることがわかります。
この石碑自体は戦後になって建てられたもののように見えますが、このあたりの道道 255 号(の旧道)が、戦中に焼尻島に駐屯していた工兵部隊によって建設されたことを記念する碑、なのだそうです。
工兵さんによって建設されたので「工兵街道」ということで、この手のネーミングとしてはかなり穏当な部類に思ったりします(それほど詳しいわけではありませんが、道路建設には過酷な労役を強いられたケースも少なからずあったと思いますので)。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿