前述の通り、この交叉点は道道 866 号「東浜焼尻港線」の起点ですが、同時に道道 255 号「焼尻島線」の起点でもあり、また終点でもあります。
道道 255 号を南に歩きます。道路脇にはどこかで見かけたハイヤーが駐車していました。「布目旅館」さんは港からそれほど遠くない道道沿いにあったのですね。
御大典記念
布目旅館さんのすぐ近くには、灯籠のようなものが設置されていました。台座?には「昭和三年十一月 御大典記念」との文字が。昭和天皇の即位を祝ってのものだったのでしょうか。
このあたりの道道 255 号は 2 車線の快適な道路ですが、生活道路を兼ねているからか、制限速度は 30 km/h に抑えられています。まぁ、そこまで急ぐことも無い島ですし、また速度取締が行われているのかどうかも若干疑問ではありますが……。
焼尻郷土館(旧小納家)
ハイヤーからも見えていた「焼尻郷土館(旧小納家)」の建物が見えてきました。隣の工事標識を見ると、この改修工事は 2015 年の夏に行われていたようですね。今は改修も終わってスッキリした姿に戻っているかと思います。
鰊番屋のような立派な建物ですが、屋根に取り付けられた避雷針のような尖塔も目を引きますね。これ、落雷の被害はなかったんでしょうか?
それでは、せっかく時間もあることですし、「焼尻郷土館(旧小納家)」を見学することにしましょう。入場料は \320- だったかと思います。
およそ 30 分ほどかけて館内を見て回ったのですが、中は残念ながら「撮影禁止」でした。写真の撮影は確かにトラブルの元になることもありますが、誰でも情報を発信できるこのご時世にあってはデメリットも大きいと思いますので、ぜひ再検討いただければと思います。
合理的な立地に合理的な構造で
これまた前述の通り、「焼尻郷土館(旧小納家)」の隣には「焼尻郵便局」があります。素朴な疑問ですが、郵便局への物理的な現金の出入りって、どっちが多いのでしょうね。送金や預貯金のために郵便局に運び込まれる現金のほうが多いのか、それとも郵便局から出金される現金のほうが多いのか……。島で最大の金融機関かもしれない郵便局の隣には駐在所がありました。この合理的な立地は素晴らしいですね(笑)。
しかも、駐在所の建物は 2 階建て(半 2 階かも)で、1 階が駐在所で 2 階が住居のようです。これまためちゃくちゃ合理的ですね。
焼尻だけに
このまま道道 255 号を南下しても良かったのですが、ハイヤーで往復した道でもあるので、どうせなら未踏の島の北部に向かって歩いてみることにしました。道道 255 号の起点から南に進んだ先には郵便局と駐在所がありましたが、起点から北に進んだ先には消防署がありました。名前が「焼尻」だけに延焼には注意しないといけませんからね(違う)。
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