テーブルやソファに私物が置いてあるようです。場所取りなのでしょうけど、置き引きには十分ご注意を……。
船内屈指の穴場へ
さて、5F の廊下を船首方向に歩きます。向かうはもう一つのパブリック スペースにして船内屈指の穴場です。「船内屈指の穴場」こと、フォワードサロン「オーロラ」にやってきました。
中に入ると……今日も安定のガラガラ状態です。客室の最前部には特等客室が設けられることが多いのですが、新日本海フェリーの場合は誰でも自由に入れるパブリック スペースとなっています。
この場所は客室の最前方にあるので、もちろん前方眺望も楽しむことができます。そういや冬場はカーテンが締め切られていた上に、前方の窓も水滴が凍りついていて何も見えなかったんでしたね。
前方窓側の椅子席のほかに、後ろにはソファー席も用意されています(横になることもできちゃいますが……寝台ではないのでご注意を)。
構造上、人通りも少なく読書などにはもってこいの場所だと思うのですが、最大の難点が「飲食物の持ち込み禁止」なんでしょうか。
あと、なぜ最前部をパブリック スペースとしたのか……という疑問への答でもあるのですが、船の中央部と比べて前後部はピッチングによる上下動が酷くなります(シーソーを思い浮かべるとわかりやすいです)。海上の波の高さにも依りますが、船旅に慣れていない方は船酔いしやすい場所なのかもしれません。海の穏やかな日は、フォワードサロンでのんびりと読書するのも悪くないかもしれません。
GUI の傾向と対策
「フォワードサロンは今日も空いていた」ということを確認できたので、一旦自室に戻ることにしましょう。この「船内設備の案内」、すんげぇ細かいなぁ……と思わずにいられないのですが、新型の「すずらん」では次のような形に変更されていました。
確かに見やすくなったかもしれませんが、これはこれで少々難易度が上がったような気も……。
僚船「はまなす」登場
部屋に戻ったのが 10 時前で、「あかしあ」は秋田県の入道崎沖に向かっていました。この航跡図を信用するなら、日本海沿岸を航行するのではなく、舳倉島から奥尻島まで最短ルートを通っていることになりますね。10 時を回ったので、久しぶりに自室のデッキに出てみました。雲が一直線に伸びていますが、前線とかなんでしょうか。そして水平線上に何か見えるようですが……
はい。僚船の「はまなす」とここですれ違うのでした。新日本海フェリーは南北の航路を左側通行で設定しているようで、僚船は自船の右側に見えることになります。デッキからすれ違いを見たい場合は、予約確定後に右舷の部屋を押さえておくと良いです(インターネット予約でも部屋番号の指定が可能です)。
一時期は「日本最速」の座を奪われたものの、その後再び「日本最速フェリー」に返り咲いた「あかしあ」と「はまなす」ですが、こうやって見ると確かにエレガントな形をしていますね。海上交通安全法の関係で全長が 200 m 未満に抑えているフェリーが多い中、「あかしあ」「はまなす」は全長 224.50 m もある「巨大船」のため、より流麗に見えるのかもしれません。
僚船「はまなす」とすれ違ったのは午前 10:15 頃でした(今は出港時間が変わったので、すれ違いの時間も多少前後しているかも)。互いの姿は 6~7 分間ほど視認できるので、落ち着いて記念撮影できるかと思います。
「はまなす」も舞鶴に向かってしまったので、一旦部屋に戻ることにしましょう。
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