2019年3月7日木曜日

夏の新日本海フェリー「あかしあ」デラックス A 乗船記(船内ウロウロ編)

「夏の新日本海フェリー『あかしあ』」と言うからには、「冬の新日本海フェリー」と何が違うんだ……というところを明確にしておかないといけません。ということで、まず目についたのがこちらでしょうか。
案内所のある 4 甲板右舷に、物産品の特設売り場「ふるさと海道」がオープンしていました。この売場の設定は少なくとも通年ではない筈で、主に繁忙期中心だったと記憶しています。
ちなみに、この特設売場の隣が売店になっていまして、時間限定で営業しています(出港の前後も 0:30 か 1:00 頃まで営業していたかと思います)。航行中に小腹が空いた時用に札幌キムラヤのメロンパンを購入しました。

新しい朝を寝倒す(ぉぃ

時は移ろい朝がやってきました。「デラックス A」には食事はついていないので、朝食は寝倒すことで華麗にスルーしました。ということで、既に朝の 9 時を回っています。
新日本海フェリーの関西航路は、国内最速を誇る「あかしあ」「はまなす」と、最高速では一歩譲るもののほぼ同等の速度を誇る「すずらん」「すいせん」の 4 艘体制で運航されています。いずれも 25 ノット以上で巡航する「高速船」のため、航行中は船側のデッキに出ることはできません。
但し、「スイート」「ジュニアスイート」「デラックス」については、各室に「プライベート テラス」が用意されていて、航行中もテラスに出ることができるようになっています。
テラスに出るにはガラス窓を開ける必要があるのですが、大型ディーゼルエンジンの発する揺れに共振することが無いように、ガラス窓の固定にはかなり気を配っているようです(新型の「すずらん」「すいせん」では改良が加えられていて、クレセントが取っ手を兼ねる設計になっています。初めて見た時は「すげぇ」と感動したものです)。

恒例の「船内ウロウロ」

それでは、そろそろ恒例の「船内ウロウロ」行きましょう。部屋を出て、吹き抜け状の階段がある「エントランス」に向かいます。
「エントランス」の階段は、「すずらん」「すいせん」と比べると若干小ぶりのものです(これでも十分立派だと思いますが……)。
エントランスの前方にはエレベーターがあり、その横には「コンファレンスルーム」があります。午後になると、DVD 作品の上映などが行われるところです。

おなじみのあのイベント

コンファレンスルームでの DVD の上映は確か通年設定でもはやお馴染みですが、同じく「お馴染み」なのが船内ビンゴ大会でしょうか。午前 10:30 から 5 甲板のカフェ前で行われるようです(実は参加したことが無かったり)。
そして A2 サイズの「ビンゴ大会」のポスターの横に、ひっそりと A4 サイズで「ジャグリング」の掲示が出ていました。新日本海フェリーの場合、実際にパフォーマーの方が乗船するのは繁忙期限定だった筈で、こういうイベントの告知があると「ああ、繁忙期なんだなぁ……」と実感できます。
エレベーター横には、「ジャグリング」の告知の横に「ペーパークラフトコーナー」の告知も。ペーパークラフトコーナーは「就航 45 周年特別企画」とのことで、「小学生までのお子様」を対象に夏休みの間の期間限定で実施されたようです。

就航 45 周年記念

「就航 45 周年記念」の企画と言えば、5 甲板で見かけたのがこちらでした。
「ジンギスカン&ビアコーナー」……も、そう言えば夏休み限定だったかもしれませんが、その横の「第 2 問」が「就航 45 周年企画」のものですね。
はい。こちらは繁忙期の定番企画となった「クイズラリー」の問題でした。解答用紙は 4 甲板の「公衆電話スペース跡」で配布されています。

クイズラリーの企画がいつ頃から始まったか記憶が少々怪しいのですが、これはいい企画ですよね! 問題を探すだけで船内を歩き回ることになって、それだけで新しい発見もできますし。時折ガチな問題があるのも真面目に興味深いです。

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