2019年3月6日水曜日

夏の新日本海フェリー「あかしあ」デラックス A 乗船記(お部屋編)

ホテルにおける「フロント」に相当する「案内所」は、4F 吹き抜けの中央後方にあります。フロントから進行方向に向かって写真を撮影すると、目の前に「あかしあ乗船記念」のオブジェが見えるということになります。
あれっ、「あかしあ」ってこんなにシンプルな構造の階段だっけ……と思いつつ、部屋の鍵(ちなみに「あかしあ」「はまなす」はカードキーではなくシリンダーキーです)を受け取って、結局エレベーターで 6F に向かいます(汗)。船舶エレベーターでは実は国内トップシェアらしい潮冷熱(本社・今治市)製のものです。

懲りずに今回も「デラックス A」

6F 右舷の「デラックス A」(定員 2 名)に到着です。
今回のサブタイトルは「夏の新日本海フェリー『あかしあ』」ですが、これは、以前に連載した「冬の新日本海フェリー『あかしあ』」の続編のようなもの……だったりします。季節が変わったところで室内設備が変わるわけも無いので、今回は比較的シンプルにご紹介を。
「デラックス A」は船首側の部屋と中央寄りの部屋で若干奥行きが変わるのですが、この時(2015 年夏)も前回(2015 年冬)と同じく中央寄りの、奥行きが若干無いほうの部屋でした。2010 年の記事と比べると、ソファーセットの場所が異なることがおわかりいただけるかと思います。
部屋のレイアウト自体は(奥行きのある)二人がけソファーがあるほうが好みなんですが、船首側の部屋は構造上ピッチングによる上下動が大きくなるので、乗り心地という意味では若干落ちるのがつらいところです。

シングルベッドが二つ

「デラックス A」の定員は 2 名で、シングルベッドが二つ並んだ構造です。ベッドはめちゃくちゃ大きいわけでもありませんが、「ステート B」のベッドと比べるとちょうど一回り大きい印象があります(ステート B のベッドは、ちょっと小さく感じられる人もいらっしゃるかも知れません)。
ベッドとベッドの間には電気スタンドが置かれた台があり、目覚ましなどをセットできます。ビジネスホテルでよく見かけるアレですね。

いつの間にアニメ化?

ベッドの向かい側にはデスクがあり、上にはテレビが、そして真ん中には冷蔵庫が用意されています。ティーセットやポット、ドライヤーなども完備です。
テレビの下にも冷蔵庫があるように見えてしまいますが、テレビの下には特にめぼしいものはありません。どうしても気になる方はこちらの記事をどうぞ。
テレビには乗船客用の案内 VTR が流れていました。英語のみならずアジア各国の言語に対応しているのは今風ですね。こういう説明には、日本のアニメの絵柄はとても向いているような気がします。

安定のダイキンエアコン

室内の残りのスペースが、バス兼トイレです。バスとトイレが兼用なのは残念ですが、スペースを考えると仕方が無いと言ったところでしょうか。
ちなみに、バス兼トイレへのドアの横に空調のスイッチがあります。ダイキン製のもので、オフィスビルなどでおなじみのタイプですね。空調は個別に設定できるので、常に快適な室温を保つことができます。

バス・洗面所

浴槽は、さすが「デラックス A」なのか、そこそこ大きなものです。膝を伸ばすのも問題なくできそうな感じですね。足腰の弱った方向けに手すりなども備え付けられています。
浴槽の横には、割とシンプルかつコンパクトなデザインの洗面台があります。歯ブラシやコップなどのアメニティは、洗面台の上の台に準備されています。実用性を重視したデザインと言ったところでしょうか。
壁面には「リンスインシャンプー」が備え付けられていました。ワンプッシュで適量が出てくるタイプのものですが、ボトルタイプのものと比べると若干押しづらい感がするんですよね……(個人的な好みかも)。あと、ボディソープの準備は無いようで、代わりに固形の石鹸が用意されています。
混合水栓はサーモスタット式のものです。これだと湯温と水量を別々に調節できるのでありがたいですね。

そしてトイレ

トイレは TOTO のウォシュレットです。このトイレは真空吸引式で、壁面に見える大きなボタンをプッシュすると「ジュワッ」という音とともに一瞬で吸い出してくれます。
蓋を開けてみたところですが……特にこれと言ったトピックは無く、普通のトイレでしたね。すいません(汗)。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿