2019年2月26日火曜日

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (40)「山陽道と言えばトンネル」

山陽道の佐波川 SA(さばがわ──)で燃料を補給します。ここで満タンにしておけば、自宅までは十分間に合うだろう……という計算です(高速だと 7~800 km くらいは余裕で走るので)。
燃料を補給して……そのままリスタートします。食事時でもあったのですが、コンビニで買い込んだパンをパクついておけばいいか……という、なんとも残念な結論になりました(汗)。いや、何故か「レストランに行こう」という発想が出てこなかったんですよね。

100 km/h 制限になりました

山陽道は中国道と比べてカーブが緩やかに建設されていて、多くの区間で最高速度が 100 km/h に設定されています。だから……という訳でも無いでしょうけど、「自動速度取締機」もちゃんと設置されています。
山陽道に入った直後は 80 km/h 制限でしたが、ここではしっかり 100 km/h 制限になっています。覆面パトカーにビビることなく、快適にクルージングできそうです。

「立ち寄っても料金そのまま」

周南市に入りました。カントリーサインは中央分離帯に置かれています。周南市は 2003 年にできた自治体なので若干馴染みが薄いですが、かつての徳山市・新南陽市・熊毛町・鹿野町です。もう「徳山市」は無くなってしまったんですよねぇ。
「徳山」は駅名としても健在ですが、IC 名としても「徳山西」「徳山東」などとして残っています。徳山西 IC の近くには道の駅「ソレーネ周南」があるのですが、道の駅に向かうには一度山陽道から出る必要があります。

一度、高速道路から抜けたあとで再度入り直した場合、大抵は若干割高になるのですが、ETC 2.0 搭載車限定で、流出後に再流入した際に料金を通し計算してくれるとのこと。「立ち寄っても料金そのまま」というのはなんともお買い得感のあるコピーですね(笑)。
本日のお題は「山陽道と言えばトンネル」ですが、周南市域だけで山陽道のトンネルは 11 もあるとのことで、それもあってか市域内に SA や PA は設置されませんでした。SA が無いので代わりに「道の駅」をアピールしたい、という事情もあるのかもしれません。

山陽道と言えばトンネル

さて。山陽道と言えばトンネルです。新幹線でも、東海道新幹線の後に開通した「山陽新幹線」は、より高速化を志向したこともあり、とにかくトンネルだらけになってしまいましたが、山陽道もカーブの少ない線形を重視したこともあってか、とにかくトンネルの多い路線となりました。
徳山西 IC のすぐ東にある「戸田トンネル」です。ちなみに「戸田」は「へた」と読むようです。
長さ 150 m しか無い「若山トンネル」は、強度設計に余裕があったからか、上下線の間がとても狭い、「めがね橋」のような構造です。
「若山トンネル」の東隣にある「嶽山トンネル」は、長さが 1580 m もあります。旧・新南陽市のあたりは、山と海の間の僅かな平地に国道 2 号線と JR 山陽本線が通っていて、新たに高速道路を通す場所が無かったからか、山手にトンネルをくり抜いてそこを通しています。
次の「富岡トンネル」は、上り線の入口と下り線の出口でトンネルポータルのデザインが全く異なるという、面白い構造です。延長は更に長くなり 2020 m とのこと。
旧・新南陽市の市街地をバイパスするために設けられた「嶽山トンネル」と同様に、旧・徳山市の市街地は「金剛山トンネル」と「上馬屋トンネル」で一気に抜けています。金剛山トンネルのポータルはシンメトリックで、どことなくスタイリッシュな印象です。まるで車のヘッドライトみたいですよね。
上馬屋トンネル(かみうまや──)のポータルは、比較的シンプルなデザインですね。
続く「平原トンネル」(ひらばら──)のポータルは、どことなくシリンダーヘッドやガスケットを思わせるデザインですね。これだけユニークなデザインが続くということは、意図的に他と違うデザインにするように心がけたのだろうな、と思わせます。
周南市最後のトンネルが、長さ 70 m しか無い「耳取トンネル」(みみとり──)です。ここまでユニークなデザインのポータルが続いていたので、久しぶりにスタンダードなデザインに戻ったような気もします。

五つ星トンネル?

下松市生野屋のあたりも、大規模に宅地が造成されたこともあってか、山陽道は 5 つの連続したトンネルで抜けています。
5 連続トンネルのもっとも西側にある「生野屋第 5 トンネル」のポータルは割と一般的なデザインですが、巨大な星があしらわれているのが目を引きますね。
星は大小合わせて 5 つあり、3 つが上り線の入口に、残り 2 つが下り線の出口にあります。5 つの星は、5 連続トンネルを意味している、ということなんでしょうか。

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