とことん市街地を回避した国道は、通行する車も少なく、がらんとしていました。奥の方には風力発電のタービンも見えます。そう言えば、ガードレールが黄色いのは国道だけなんでしょうか。
県道 39 号「粟野二見線」との交叉点が見えてきました。この県道「粟野二見線」は、その名の通り山陰本線の「長門粟野駅」と「長門二見駅」の間をほぼ最短距離で結ぶものです。右折すると「下関」とありますが、その場合は JR 山陰本線とほぼ同じルートをたどることになりますね。
驕る平家は久しからず(驕ってないのに)
国道 435 号は過剰なまでによく整備された道……という印象がありましたが、この手の印象はそう遠くないうちに打ち砕かれることが常です。このようにバイパスが整備されていない区間もあります。直進で美祢まで 27 km なのは良いとして、右折すると 13 km 先に……「狗留孫山」はどう読めば良いのでしょう。
山口県の日本海側は「豪雪地帯」という雰囲気こそありませんが、やはりそれなりに雪の降る場所のようですね。県が用意した「凍結防止剤」が置かれていました。
大型トレーラ通行不可
下関市の長府と長門市の油谷を結ぶ国道 491 号が分岐する T 字路が見えてきました(この先を直進すると 3 km ほど国道 435 号と 491 号の重複区間です)。左折して長門市に向かうルートは「大型トレーラ通行不可」と記されていますが、山口県には「国道 490 号」という「頼むからカーナビのルート案内に使わないでくれ」(道が狭すぎるため)という異例の申し入れをした国道もあるくらいで、なかなか油断ならない県でもあります。
狗留孫山(くるそんざん)
国道 491 号との重複区間は間もなく終了で、国道 491 号は右折して「狗留孫山」に向かいます。この「狗留孫山」、一見「拘留係山」と見間違えてしまいそうですが、「くるそんざん」と読むのだとか。狗留孫山には真言宗のお寺があるそうで、「狗留孫観音」から坂を下ると「杢路子川」(むくろうじ──)に出るとのこと。難読地名のオンパレードですねぇ。
このあたりはかつての「豊浦郡豊田町」で、今は「下関市豊田町」です。毎度おなじみ、最小限のコストで最大の効果を弾き出すタイプの地名表示ですね。
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