2019年2月6日水曜日

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (27)「わかめがおいしい角島大橋」

角島大橋の下り坂を駆け下りて、ついに(ようやく?)角島に上陸です。前方左側に「展望所」があるようですので、ちょっと寄ってみましょう。
展望所のすぐ横に駐車場も用意されています。
「角島大橋」との位置関係は、この写真がわかりやすいでしょうか。橋を渡り終えて割とすぐのところにありますので、スピードの出し過ぎには要注意です。

角島大橋つり禁止

昨日の記事でも記しましたが、角島大橋は 40 km/h 制限です。なお、40 km/h 制限と駐停車禁止は橋上限定のようですね。
そして、「楽しい~なぁ釣りぃぃ~」と言えば……
「そっち禁~止ぃぃ」というオチが用意されていますので、くれぐれもお気をつけ下さい。角島大橋には歩道はありませんから、I'm in Love with my Car でお願いします(何の話だ)。

スロープで展望所へ

スロープを登って「瀬崎陽の公園」の展望所に向かいます。本州側の展望台と比べて、スロープは短めでしょうか。
展望所からの眺めです。ここからだと角島大橋の魅力的なラインが良くわかりますね。橋の幅がそれほど広くないことが、逆に美しさをより際立てているようにも思えます。

平城宮若海藻上進之地

さて、角島側で「角島大橋」を眺める絶妙のビュースポットであるこの展望所ですが、何やら由緒のありそうな石碑がどーんと鎮座していました。
石碑の文字は……あれっ? まさか本州の西の果てで「平城宮」の文字を見ようとは。石碑には「平城宮若海藻上進之地」とあり、後ろにはその由来が詳らかに記されていました。
……ふむふむ。曰く、1963 年に平城宮跡(奈良市)で土器や木簡が出土し、その中に「長門国角島から都に送られた『わかめ』の送り状」があったとのこと。説明文の後ろのほうにはこんなことも記されていました。

いまから千二百年以上も前に聖武天皇以下宮廷の人たちが角島の海士ヶ瀬戸のわかめがおいしいことを知っていて毎年島に住む人々から税金として差出させていたことがわかる。
(「瀬崎陽の公園」角島大橋展望所の説明文より引用)
てっきり考古学上の成果が記されているのかと思いきや、まさかの「わかめがおいしい」というオチでした。さすがは比較的近年(1994 年)に設置された石碑の説明文だけあって、堅苦しさの無い文体になっていますね。わかめがおいしい(気に入ったらしい)。

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