冬の朝らしいどんよりとした空の下、添田線跡を再び北に向かいます。
油須原線跡
添田線跡の道は、県道では無いからか、そう言えば案内標識などを見かけないような気がします。一見、何の変哲もない交叉点ですが、ここを右折すると……今度は油須原線の跡に入ります。払い下げられた用地が広かったからか、街路樹と歩道が左右に整備されています。
線路跡にしては急な勾配とカーブが見えてきました。もともとは単線断面のトンネルで抜けていたものを、車道に転用するにあたってオープンカットで作り直したと言ったところでしょうか。道路としては快適なものになりましたが、線路跡らしさは失われています。
大任小学校や大任郵便局のあるあたりにやってきました。油須原線はここを立体交差で抜けていたようで、道路に転用した際に高架を完全に撤去したように見受けられます。
その後は「大任町民グラウンド」や「大任町民野球場」の脇を通り、その先で線路跡を転用した道路はプッツリと終了します。この坂道の感じからすると、ここも本来は高架で、道路に転用する際に高架を撤去して作り直したのかもしれません。
添田線跡ふたたび
T 字路を左折して西に向かい、また添田線の跡に戻ってきました。こちらは見事なまでに平坦かつまっすぐで、いかにも「線路跡です!」という感じの道です。
このあたりは普通に単線の路盤を道路に転用したからか、左右の幅はそれほど広くありません。結果として……
歩道の幅はかなり狭いものになっていて、車椅子の通行もできないようです。年配の方の足でもある「電動カート」が通れないのはちょっと痛いですね。
いつかはすばら!
かつての「今任駅」の跡の近くにやってきました。前方の交叉点は「今任中央」交叉点で、国道 322 号バイパスと交叉しています。相手は国道なのに、その割には何の案内標識も出ていませんが……。そして、国道 322 号バイパスではありますが、この先は工事中の区間が多いようで、大型車は通り抜けができない旨の警告が出ています。将来的にはこのバイパスが採銅所のあたりから新道寺方面に繋がることになるので、そうなれば大変すばら!なんですけどね。
「今任中央」交叉点を、そのまま直進します。
終わりは突然に
前方に「ゆめマート」(と「コメリ」)が見えてきました。往路ではここまで県道を通ってきたので、復路では(若干遠回りになりますが)線路跡を走行しておきましょう。引き続き、まっすぐな線路跡を走行していると……
平成筑豊鉄道田川線と JR 日田彦山線の接続駅である「上伊田駅」の近くで、線路跡はおしまいです。平成筑豊鉄道田川線と添田線は立体交差していたため、当時の築堤が前方にそのまま残っています。右折して、勾金(まがりかね)駅方面に向かいましょう。
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