2018年12月12日水曜日

阪九フェリー「いずみ」ロイヤルルーム乗船記(お部屋編)

大変長らくおまたせしました。「阪九フェリー『いずみ』ロイヤルルーム乗船記」と銘打っておきながら、ようやく「ロイヤル」の話題にたどり着きました。7F 左舷最前方にある部屋のドアを開けると……
おっ……、意外と窓が近いんですね。新日本海フェリーや太平洋フェリーのスイート・ロイヤルスイートあたりで感じたような、腰を抜かすようなほどの広さは感じられません(辛口ですな)。
ただ、横アングルでよーく見ていただくとおわかりの通り、どこにもベッドが見当たりません。実際には広いのに、そこまで広くは見えないタイプの構造のようですね。

「意外と窓が近い」理由

「意外と窓が近い」(=奥行きがあまり無い)と感じられる理由は複数あって、ひとつ目の理由がこちらです。
部屋のドアと居室(=リビング)の間にエントランスが設けられているのですね。エントランスがあるおかげで部屋の高級感が増した感じがしますが、その一方で部屋の奥行きが若干損なわれているのも事実なので、痛し痒しと言ったところでしょうか。

奥行きがそれほど感じられなかったもう一つの理由がこちらです。はい。これは他社のフェリーでもおなじみの「プライベートデッキ」があるから、ですね。
ぶっちゃけ阪九フェリーは夕方に出航して翌朝には到着するので、陽の光を浴びながら優雅にクルージング……というシチュエーションはそれほど多くは無いのですが、これはこれで嬉しいものです(理由は後ほど)。

リビングルーム

リビング部分には、二人がけのソファーとテーブル、そしてティーセットなどが置かれている台があります。定員が二名なのになぜか四人分のソファーがあったり、それに加えて二人用のテーブルチェアが用意されていたりと言ったことはありません(某社のスイートを想定して言ってますね?)。
ケトルとミネラルウォーター、コーヒーカップなどが置かれた台の下には……
冷蔵庫と、隣には何故か毛布が置かれていました。若干謎な組み合わせですが、まぁ、それもまた良しですね。
冷蔵庫の中には……なんと、お茶とミネラルウォーターが冷えてました! これはとても素晴らしいですね。やはり、冷蔵庫には最低限の飲料水とお茶くらいは冷えていて欲しいものです。

壁掛けテレビ

冷蔵庫の向かい側には、鏡のついたデスクがあります。ノート PC を広げるには十分なサイズのものですね。そしてデスクの隣には液晶テレビが壁掛け状態で設置されています。
壁掛けテレビの向こう側が、寝室と洗面室です。
洗面室の左側(海側)には……
オーシャンビューのバスルームがあります。この構造は新日本海フェリーのスイートとそっくりですね!

ベッドルーム

そして、洗面室の右側(通路側)には……
ベッドルームがあります(こちらも詳細は後ほど)。ベッドルームからリビング方向を眺めると、
このように、テレビが衝立代わりになって、部屋をリビングとベッドルームに仕切る構造になっていることがわかります。最初の印象が「あまり広さが感じられないなぁ」というものだったのですが、ひと部屋の中にリビングとベッドルームの両方を設けよう、という設計思想から来るものだったのですね。

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