40 m ほど上に三陸道の橋が見えますが、「唐桑トンネル」は三陸道と一体化しているので、これから一気に 40 m を駆け上がることになります。アップダウンは国道 45 号の華、ですね。
谷をぐるっと大回りして、トンネルのすぐ近くまでやってきました。西行きのハーフインターチェンジのような構造ですが、これはあくまで「仮出入口」という扱いのようです。
唐桑トンネルは割と新しそう……に見えたのですが、実際には 1969 年開通とのこと。南側に三陸道の「新唐桑トンネル」が絶賛掘削中だそうで、やがては交通量も激減しそうです。
TP + 2.0 m 宅地仕上高
気仙沼市鹿折(ししおり)にやってきました。南北に長い気仙沼の市街地では北側にあたります。国道 45 号は「安波山」を一気に貫く「安波トンネル」で気仙沼駅の西側に出ますが、せっかくなので左折して市街地を回ってみることにしました。
鹿折の市街地の状況も、陸前高田ほどでは無かったかもしれませんが、更地だらけ……という印象でした。この先も似たような光景を何度も眺めることになりそうです。
殺風景に見えたのは、地盤の嵩上げ工事のせいもあったかもしれません。TP + 2.0 m とありますから、海抜 2 m まで嵩上げする予定なんでしょうか。
気仙沼女子高等学校
気仙沼港の北側に鎮座する「五十鈴神社」の鳥居が見えてきました。こうやって見てみると、土地の神様はちょっとやそっとの災害では流されない場所にいらっしゃることが良くわかりますね。前方右側に何やら奇妙な形の建物が見えてきました。小さな山の上に 4 階建ての建物があり、更にその上に体育館があるような形の建物です。よく見ると体育館(だと思います)には「気仙沼女子高等学校」と記されているのですが、現在、地図ではその名前を確認することができません。
この「気仙沼女子高等学校」、若年人口の減少に加えて JR 大船渡線の長期にわたる不通で生徒を集めにくくなったとのことで、なんと 2014 年 3 月を以て廃校になってしまったのだそうです。
Google ストリートビューでは当時の建物をそのまま見ることができますが、航空写真を見ると建物の形が微妙に違うようなので、もしかしたら体育館の部分はもはや存在しないのかもしれませんね。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿