2018年8月15日水曜日

春の東北小旅行 2015 (63)「野田村にて」

久慈市内を通り過ぎ、更に南に進みます。右側で大々的に工事を行っているのは、「三陸北縦貫道路」の「久慈南 IC」(仮称)でしょうか。
仙台まで 344 km というのはまぁ仕方がないとして、宮古まで 83 km というのもなかなか地味にきついですね。最短でも 1 時間半はかかる計算です。
前方に三陸鉄道北リアス線の橋が見えてきました。このあたりは国鉄久慈線からの転換区間ですが、開業が 1975 年だそうですから、もう新たに踏切は設置できなかった頃の建設のようですね。

峠を越えてもまだ久慈市

峠を越えて下り坂に差し掛かりました。ただ不思議なことに引き続き久慈市のままです。2 km 先に三陸鉄道の「陸中野田駅」と道の駅「のだ」があり、そこは「野田村」なんですけどね。
改めて地形図で確認してみると、なんと駅のすぐ手前まで久慈市でした。歴史的経緯があるのでしょうけど、不思議な境界の引き方ですよね。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
もうすぐ正午になろうかと言う頃だったので、昼ごはんを食べるにはちょうどいい時間です。ということで珍しく、この日二度目の「道の駅」に立ち寄ったのですが、残念ながら駐車場が満杯だったため、すごすごと撤退したのでした……(残念)。

海霧ふたたび

実は意外と海沿いを走ることが少ない国道 45 号ですが、野田村のあたりではバッチリ海沿いを走ります。お約束の海霧が再びお出ましです。
野田村の中心部を通過して、米田川の河口近くにやってきました。三陸鉄道北リアス線の「十府ヶ浦海岸駅」のあるあたりです。国道は防潮堤?の上を左にカーブしているのですが……
実はここ、現在は内陸側に遠回りするルートに切り替えられています。三陸海岸は過去に何度も津波の被害を受け、その度に完璧を期して防潮堤や防波堤を整備してきたわけですが、東日本大震災の後、再び被害予測の上方修正を強いられたということでしょうか。工事完了後に再び道路として通れるようになるのか、それともずっとこのままなのかは……どっちなんでしょうね。


2015 年 5 月時点では、こんな感じで河口の水門のすぐ横を通ることができたのですが……。

マリンローズパーク野田玉川

「十府ヶ浦海岸駅」(実際の「十府ヶ浦」は、もっと陸中野田駅寄りらしいですが)の近くから更に南下して、野田玉川駅の近くにやってきました。
「マリンローズパーク野田玉川」なる謎の公園?があるようなのですが、なんと「坑内観光 野田玉川鉱山」とあります。なんでもここには日本有数のマンガン鉱床があったそうで、現在は坑道を観光用に公開しているのだそうです。

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