岩手県は九戸郡洋野町の「小子内」というところにやってきました。
北海道にアイヌ語由来の地名が多数存在するのは誰もが知るところですが、類似の構造を持つ地名が北東北に偏在することも、金田一京助さんの「北奥地名考」で知られるようになりました。江戸時代の文書には、少なくとも津軽に「犾」と呼ばれる人々が暮らしていたことが記録されていて、その風俗は道内のアイヌと非常に似通ったものだったそうです。
ダラダラと回りくどい文章を書いてしまいましたが、要は「『小子内』もアイヌ語で解釈できそうかな?」というだけの話です。
「○内」という地名が全てアイヌ語に由来するということはありませんが、北東北には本州の他のエリアと比べて明らかに「○内」が多いんですよね。
絶景だったかもしれない「桑畑大橋」
「高家川」(こうけ──)にかかる「桑畑大橋」を渡って久慈市に入ります。このあたりは JR 八戸線が川に沿ったルートを取っているのに対して、国道 45 号は JR から見て 30 m ほど高い台地の上をまっすぐ突っ切っているのが両極端な感じで面白いですね。地形図で見るとこんな感じです。結構な絶景の筈なのですが、台地の上と気づかずに走っていたので、完全にノーマークでした。
(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
仙台まで 365 km
さてさて。一時の勢いで八戸まで足を伸ばしてしまい絶賛後悔中だったりするのですが、この日のゴールである仙台まであと 365 km となりました。八戸に向かったことで三歩進む前に二歩下がってしまった感が大アリなので、頑張って進むしかありませんね。この時点で 11:20 頃ですので、表定速度 50 km/h を出せたとすると 18:30 頃に到着することになりますね。あれ? 前より随分と改善したような……?
坂を下りる
国道 45 号は、久慈市侍浜町では海抜 150 m あたりを通っていて、その後海抜 180 m あたりまで緩やかに登った後、一気に坂を下ります。北行きは登りが続くことになるので、登坂車線が用意されているようですね。工事中の高規格道路の下をくぐります。八戸久慈道(久慈道路)ですね。
久慈道路の「久慈北 IC」が近づいてきました。このあたりの標高は海抜 15 m ほどなので、一気に 165 m ほど下りてきたことになりますね。
久慈北 IC
直進すると旧・国道 45 号(現在は国道 395 号)を通って久慈市内に向かうことになります。久慈にも「国家石油備蓄基地」があったとは知りませんでした。左折すると「久慈道路」に入ります。現在は「久慈北 IC」から「久慈 IC」までの 3.2 km しかありませんが、先は長いですからささっと左折しちゃいましょう。
よーく見ると、奥に建設中の「久慈道路」の築堤も見えますね。
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