構造的には東北道と直結している八戸道ですが、IC ナンバリングはイチからやり直しです。八戸道最初の IC である「浄法寺 IC」が近づいてきました。八戸道ができるまで聞いたことの無かった地名ですが、そういや「じょうほうじ」じゃなくて「じょうぼうじ」だったんですね。
浄法寺 IC を通り過ぎると、「二戸市」のカントリーサインが見えてきました。……あれっ?
なるほど、2006 年に旧・二戸市と二戸郡浄法寺町が合併したので、こんな変なことになってしまったのですね。まぁ、旧・安代町のように絵だけ残されるよりは、同じ市名が二度続いたほうが、まだわかりやすくて助かるわけですが。
以前からの二戸市域にある「二戸 PA」のあたりからは、八戸道は東に向かうルートを取っています。同じく八戸に向かう東北新幹線や IGR いわて銀河鉄道は北に向かっているだけに、ちょっと不思議なルート選択ですね。
一戸 二戸
二戸市域の隅っこの方を東に抜けると、「一戸トンネル」が見えてきました。「一戸町」のカントリーサインが見えますが、市町境はトンネルの中ではなくトンネルの手前にあります。このカントリーサインは奥中山高原にある「一戸町観光天文台」を模したもののようです。大変残念なことに、現在(2018/8/6 時点)は反射式望遠鏡が故障しているそうですが……。
トンネルを抜けた先に「一戸 IC」があるのですが、「一戸 二戸」が並ぶなかなか熱い名前となっています。国道 4 号線は東北新幹線と同様に盛岡から八戸の間を直線的に結んでいますが、八戸道は安代から軽米を通って八戸に向かう「逆 S 字」のようなルートを取っているので、国道 4 号とクロスするのは一戸 IC だけとなります。
一戸トンネルと一戸 IC の間には「馬淵川」が流れています。一般的に、県境は分水嶺に引かれることが多いと思うのですが、馬淵川は青森県八戸市に注いでいます。なんで分水嶺を県境にしなかったんだろう……と思って地形図を見てみたところ、どうやら IGR いわて銀河鉄道の「奥中山高原駅」のあたりが分水嶺になっているとのこと。街道沿いに建物が立ち並ぶような場所なので、県境にはできなかったとういことなんでしょうね。
ちなみに、この「馬淵川」ですが「まべち──」と読みます。東北から道南にかけて良くみられる「へチ」「ペチ」系の地名ですね(たとえば「野辺地」とか)。
そして突然の九戸
八戸道は、一戸町から東に向かい、「折爪トンネル」を抜けて「九戸村」に入ります。左カーブの途中にカントリーサインを設置するため、視線移動が少なく済む右側が選ばれたようですね。それにしても、ナンバリングで突然「9」が先行するというのはプジョー・309 みたいですよね(いきなり何を)。
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