メニューはシンプルに「天ぷらそば」と「天ぷらうどん」の二種類のみです。でも、このロゴをデザインした人がいるんだよなぁ……と思うと色々と感慨深いものがあります。
「売切ランプ点灯時は店内へどうぞ」とありますが、理由が自販機の横に書いてありました。どうやら熱湯が切れた場合にも「売切れ」になるとのことで、20 分ほど待てばお湯が湧いて復旧するとのこと。
わざわざこのような掲示があるのは、「せっかく遠方から来たのに売り切れだったよ」というケースがあったのかもしれませんね。
NHK 放送を視聴されて初めてご来店の方へ
自販機には「NHK 放送を視聴されて初めて、ご来店の方へ!」と題された掲示もありました。残念ながらその番組は見ていないのですが、取材時は相当調子が悪かったのでしょうか。「現在の機械は放送時の物とは違います!」とありますが、確かに見たところ特に問題があるようには見受けられませんでした。いい状態の中古機が見つかったみたいですね。
ホットスナック
自販機の裏側にイートインスペースがあります。ちゃんと椅子やテーブルもあるんですよね。イートインスペースには「ホットスナック」の自販機も。今でもフェリーの中とかで見かけますが、これも随分とレトロな雰囲気が漂います。
イートインスペースの柱には、なぜか空のペットボトルが。「毎回このボトルをすてる人にお願い」「自宅で処理してください」とあります(笑)。
梁からぶら下がる「七味とうがらし」
そして、「七味とうがらし」の瓶が屋根の梁からぶら下がっていました。ピントが合っていないのはいつものお約束です(ほんとすいません)。ということで、イートインスペースの端のほうで「天ぷらうどん」をいただきましょう。
自販機のうどんということで、一体どんなものが出てくるのだろう……と思っていたのですが、思いのほか普通に「天ぷらうどん」でした(汗)。
ごちそうさまでした!
食べたあとの食器(カップ)は、このポリバケツに入れましょう。こちらの「佐原商店」さんですが、残念なことに数年前に廃業された……と風のうわさで耳にしました(訪問したのが 2015 年の 5 月ですから、少なくともその後)。
ただ、すっかり有名になってしまったこの「うどん そば」自販機は、お向かいの「道の駅あきた港 SELION」に引き取られて健在とのこと。今度は天井からとうがらしの瓶がぶら下がっていることは無いと思いますが、佐原商店の佇まいに思いを馳せつつ「天ぷらうどん」をいただくのも良いかもしれません。
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